究其涯底(くごがいてい)、シンポ:真継伸彦氏、伊香間祐學氏たちと。

2014-10-01 究其涯底(くごがいてい)、シンポ:真継伸彦氏、伊香間祐學氏たちと。 真宗の生活(習俗・資料) 父方祖父母のお墓、去年別れた東条さんのお寺を訪ね、写真を下書きに保存して、文を書こうと下書きを開いたら、表題の下書きがあることに気づいた…

宝達山周辺

宝達山からの夕日-2007年8月25日 B地点 高尾城址 金沢市 A地点 金沢のホテルから、宝達山が見えた。ホテルは一向一揆の時の富樫政親が拠った高尾城のすぐ側にある。高尾城と宝達山は呼応しあう位置にあったのだと、朝焼けからしばらく眺めた。カメラは車の…

法藏館書店の『とも同行の真宗文化』、鈴木大拙『真宗とは何か』佐藤平顕明訳

昨年6月に、『とも同行の真宗文化』を出版した。能登半島の先端で出版することが出来るのか?を問う試みでもあったのだが、印刷・製本は金沢の印刷屋さんにお願いし、あとは全て自分でやった。発行所は臥龍山西勝寺内の自分の部屋『臥龍文庫』。ISBN(Intern…

同朋会推進員会協議会主催ー第10組研修・親鸞聖人に学ぶー、祠堂経

芝桔梗 そろそろ活動…。 今日は、「和国の教主 聖徳皇…」について、学び合う。 太子の三経義疏の三経選択は、在家仏教の視点に立つと、腑に落ちる…。 祠堂経ポスター

夏至 鞍崎灯台

夏至の鞍崎灯台(正式名:能登鞍埼灯台) 大谷・狼煙側 上の写真は、輪島・曽々木・塩田村方面から。 珠洲・狼煙・大谷方面は以下の紹介。今は草が生い茂り側へ近づく道さえも見えない。 2016年5月 2013年3月

江口喜久男氏 塩谷利宗氏-伊藤修氏そして佐藤春夫(氏)

花ザクロ 数日事情があって家を空けており、帰った日に、久留米の「江口茂子」さんという方からはがきが届いていた。今年2月3日に西帰した江口(喜久男君)の身内の方のようだ。どうしたのだろう…。 江口(学生時代の呼び方で敬称略)が亡くなったことは、間…

開慧眼-エゲンがシャリに生死無し。林尹夫著『わがいのち月明に燃ゆ 一戦没学徒の手記』と大地原豊氏

七十二候 芒種 第3候 梅子黄(うめのみきばむ) 文類偈 慧眼 このところ、お朝事(朝の勤行)に「文類偈」を戴いている。「文類偈」に親しんでいこうとの思いからなのだが、 ふと「智光明朗開慧眼」の「慧眼」が眼にとまった。 「文類偈」は「正信偈」と同…

『真宗』整理

週に一度ぐらいは書いた方がいいかな? とキーを打ち出した。 何が不要で何が不急なのか分からないが、不要不急で出かけるなというので、この機会に整理しようと思い立ったのだが、それが大変だった。 とりあえず『真宗』を整理ー 並べ直して見たら、昭和36…

新刊紹介『とも同行の真宗文化』(『宗教民俗研究 第31号』)

このほど『日本民俗研究』第31号が届き、新刊紹介コーナーに『とも同行の真宗文化』が紹介された。 紹介者は本林靖久(同会副代表・編集担当本林靖久氏) [内容] 西山郷史著『とも同行の真宗文化』 本書の著者は、平成二年(一九九〇年)に『蓮如と真宗行事』…

服部三智麿師~佐々木信麿師

5月5日 部屋前の藤 服部三智麿『三首詠歌説教』 古書に服部三智麿師の名を見つけた。 ちょうど30年前、「節談説教の風土」(『体系日本歴史と芸能 第五巻踊る人々』日本ビクター・平凡社 一九九一年六月刊)を書いた折、お話をお聞きした佐々木信麿師の話に…

『妙好人千代尼』-月岡芳年展「月百姿」 三日月の 頃より待し 今宵かな

春 年度替わりで、各資料館・美術館などで様々な展覧会が開かれる。 当寺でも明日の 「蓮如忌」に向けて、虫干しも兼ね、何点かの法宝物を本堂に並べつつある。 今朝の北陸中日新聞に「月岡芳年展」がきょうから、と載っていた。こういった展覧会はもう行かな…

『本の宇宙あるいはリリパットの遊泳』倉本四郎、「中日春秋」

今朝の「中日春秋」(北陸中日新聞)を読んでいたら、「リリパット国」の文字が飛び込んできた。 倉本四郎氏の週刊ポスト書評、ポストブックレビューをまとめた1冊に、リリパットが使われていて、書庫を通るたびに、リリパットを目にしていた。 そのリリパット…

御門・伝順徳上皇行在所跡

15日、金沢のラッシュを避けるべく、ホテルを6時50分に出発した。 車のフロントがガシガシに凍っていて、タオルを暖めて貰い、氷を溶かす。 ほぼ1時間。津幡の御門付近で車を止め、朝ドラを見ようとカーナビを操作するが画面に移すことが出来なくて、音声を…

大桑斉さん(先生)葬儀、一周忌-問われているもの。

2003年3月8日大谷大学最終講義。 講義は聞かずに、受付係をしていた草野顕之氏にお祝いを渡して会場を後にしたはず。写真は同日発行の「大桑斉先生年譜・業績目録」と共に、後ほど「大桑斉先生を囲む会」から送ってきた。 葬儀に参加するにあたって、最終講…

鴻雁北ー清明第二候

気候や年中行事を話題にすることが目にするものでは減っている。 TVを付けるとコロナと遠いところの話ばかり。 四月八日の降誕会さえ、話題になった様子がない。 降誕会には「無憂華」。 今日は七十二候の「鴻雁北」だそうだ。 二十四節気では、「清明」。 太…

『伝説とロマンの里』POD版の写真

2012年版(元の本)では、254枚の写真を使った。 今回のPOD版はそのままスキャナー本ではないというので、訂正しようと思えば訂正出来る。 10年前とは明らかに様相が変わったもの何点かを差し替えたり追加した。 第4章21 引砂のさんにょもん 春浅い引砂の海…

POD『伝説とロマンの里』

『石川県立飯田高等学校百周年記念誌 伝説とロマンの里』(2012年・平成24年・10月21日、323頁、実行委員会刊)という書籍がある。 関係者だけにお配りした本である。 この本を見て、普通どう思われるだろうか。 足かけ10年の今年になって、普通なら,こう思…

いしかわ風土記 ひと

このところ、POD版本作りの作業をしていて、書きたいことがいくつかあったのに、そちらに集中していた。 新聞記事も読まず,見出しのみ。ただ「マンボウ」という言葉が,縁の無いような人が使っているように思えて、著名な人に、あらたなあだ名でもついたの…

3月23日の風光

紅梅・椿 白梅・つばき 座禅草 能登半島北限 これらの木々・花のエリアにトンビの巣がある欅がある。巣立ちを間もなくのトンビの子が舞う練習をしているようで、親トンビの警戒している様子がヒシと伝わってくる。いたずらに刺激しないよう部屋に引き上げね…

友の遠い親戚ー西谷(啓治)記念館をたずねる

高校の同級生で、ずーっと親しくしているY・N君と、3月18日に西谷(啓治)記念館に行ってきた。 なぜ西谷記念館かというと、西谷氏が「奥能登の風光」(『宗教と非宗教の間』岩波現代文庫)に 私は4、5歳の頃、珠洲の鵜島にあった宗玄という家に何日か泊ま…

「たこつぼ」か、それとも? 尖底形製塩土器

13日(土)小木公民館で「市之瀬、越坂の生業と歴史」と題して講演してきた。 高校の同級生男女1名ずつ。西谷啓治さんが能登で最も仲良くしていた従兄弟石岡さんのお子さん。それに真脇遺跡縄文館館長・高田氏などが聴講に来てくれた。 石岡、高田氏は飯田高…

明野・市之瀬・越坂-吹上 「弘法榧」「熊野社舊跡由緒地」を訪ねる(3月10日・水)

3月3日のブログに、弘法榧、熊野神社舊跡由緒地碑を尋ねたが探す出せなかった旨を書いた。 附に落ちないので、町の文化財担当者と連絡を取ったもののはっきりしない。 直近に見た人はいないようだし、直近の私自身は180度方向音痴なので今一度確かめに出かけ…

若山庄木郎郷

「市ノ瀬、越坂の生業と歴史」 市之瀬、越坂はタイトルの中心地だった。 そのことが分かってきたので、 峠にあったという「旧熊野社跡」碑と 「吹上六千坊」と言われた伝承を物語る弘法大師が植えたという通称「大師榧」の巨木の写真を撮るため出かけた。 ど…

二つの芭蕉句碑ーその二・白丸芭蕉句碑

長浜吟行句会のメンバーが聴講の多くを占めておいでになった講義「宝立の月」(2月25日木)。 昨日のブログに書いたように、芭蕉百回忌を記念してと言われていた能登最古の芭蕉句碑「名月や北国日和さだめなき」(門前黒島)が、一〇〇回忌では無く、九〇回…

二つの芭蕉句碑-その一・名月塚

25日の「宝立の月」講義に、長浜吟行句会のメンバーが聴講の多くを占めておいでになることもあり、能登最古の芭蕉句碑「名月や北国日和さだめなき」が刻まれている名月塚について触れた。 石川県立飯田高等学校百周年記念に出版した『伝説とロマンの里』は、…

真宗典籍

25日(木)宝立公民館で講演したことはその日にアップした。 講義の始まる少し前に、待機していた事務室に、一人の女性がおいでになり、二冊の和本をお見せになった。 一人暮らしの友だちのところにほこりだらけの汚いのが100冊ほどもあって、西山先生に見て…

宝立の月ー2月25日(木)=旧暦1月14日

先端は能登町赤崎。半島の向こうは鹿泊、比那。比那には西行・松島の見仏上人と出会ったという仏穴(『撰集抄』)がある。 長浜八景(『能登名跡志』)では、吼木晩鐘、黒峰暮雪、飯田夕鐘、蛸島帰帆、雲津落雁と続く。 今日、宝立(ほうりゅう)公民館で講…

小さな小さな旅ー猿鬼ー宮・大箱ー

猿鬼の宮=岩井戸神社 社紋が「三ツ矢」。 道幅を知らせるポールが真ん中に立っている。豪雪地帯だ。 22日今月初めて遠出した(羽咋まで)。 帰りに柳田・猿鬼の里を通った。 どこかでー猿鬼ー、ブログだと節分で扱ったし、二日ほど前、書斎「臥龍文庫」で『…

写真が語るものー退職、父の還帰、日本宗教民俗学会発足の頃-

例年なら、春勧化(はるがんけ)の準備にいそしんでいる頃だが、御門徒宅の地域御座(おざ)である春勧化は、待ち焦がれた春の息吹を感じながら行う、どこかこころ弾む行事であるがゆえに、密閉・密集・密接のいわゆる3密は避けられず、中止せざるを得なくなっ…

22、とも同行の順拝・たび 「宗祖聖人御旧跡巡拝」㉓―豊四郎順拝113~118 文化六年-1809 武州・下総

編集 113 武州東葛四領金村 光増寺 親鸞聖人御直筆 本尊面向阿弥陀如来 武州東葛四願金町村 摂取山 光増寺 114 関宿中戸 常敬寺 下總國葛飾郡關宿中戸村 中戸山西光院常敬寺 鎌倉将軍惟康親王御建立 亀山院後宇田院兩帝勅願所 高祖聖人御孫唯善上人開基 具如…