2008-01-01から1年間の記事一覧

香樹院徳龍師の軸と芭蕉「荒海や佐渡によこたふ天河」

年度末も近づくと、やり残しているもののうち、ちょっと動けば分かることぐらいは片付けておきたい、との思いが強くなる。その一つが、一度見かけた徳龍師の軸である。何が書いてあるのか、それを確かめるため、20日12組坊守会、金沢での用事の帰りに宝達志…

いい森・杜ー大猿退治伝説ー羽咋市酒井ー

かつては鹿島郡、現在は羽咋市に属する地に用事があり訪ねた。予定の時間よりかなり早く着いたので、以前から気になっていた宮森を歩いた。これは五輪陽刻板碑。水輪に大日種子が彫ってある。他にも、大日如来陽刻板碑などがあった。昭和6年に鋳造された喚鐘…

手習い・書籍

自分を知るには郷土を知らなければならない。郷土を知るには、せめて奥能登をもぅちょいと広げて能登全域を…やはり「能登民俗辞典」のような本が必要だ。ないのだったら作ればいい…ここまでは、いつも考えるパターン…。そこに今回は「ボランティアガイド」「…

このところの書物、民俗など

『山岳信仰と地域社会:下 富士・大山信仰』著者西海賢二氏より『白山・立山の宗教文化』著者由谷裕哉氏より『カイコと暮らし』(伊勢崎市赤堀歴史民俗資料館 企画展解説資料)著者板橋春夫氏より2000(平成12)年5月29日、千里浜で著者の平沢保治さんの講演…

このところの書物、真宗・仏教

『よくわかる親鸞』山崎龍明『化身土巻聴記(三十)』宗正元講述『大無量寿経講義(四十)』宮城顗『現代と親鸞』第16号『正信偈の教え』上 古田和弘『皇太子聖徳奉讚講話』川瀬和敬「よく分かる親鸞」「皇太子聖徳奉讚講話」はインターネットで注文。届いた「聖…

香樹院徳龍師ーあしき様なることを弄ぶべきやー穴水町

今から5年ほど前、宝達志水町のお寺でお話しした折、ご案内いただいた座敷で、徳龍師の掛け軸に出会った。そして、今年、2本目の徳龍師の字に出会った。前に気づいた徳龍師の字ーかなり長い文章だったーを今一度確かめてから「能登で出会った2幅の徳龍師の文…

「あえのこと・アエノコト」基礎資料

(若山町火宮・田中家ー暮れのあえのことー「北國新聞」6日朝刊(pdf)あえのこと、田の神については、なんだかんだと以下の日で触れている。2005年12月5日には、暮れは出来るだけ遅く迎えに出て、春は早く田に出ていただく…について書き(ー昨日は午後3時まで…

鵜川・穴水組レジメをpdfファイルに…ー練習ー

どう使っていいのか、よくは分からないままに、まず、レジメ、原稿などをPDFファイルで紹介したいと思った。1日・穴水鵜川組坊守会のレジメで、いろいろやってみた。まず「レジメ」(PDF)出来た…!!他ページの引用と区別するために(PDF)をつける。坊守会の会…

よみがえる岩坂村の旧家(珠洲市)

中学生の頃、よく自転車で遊びにいった地が今はダム湖になっている。これは11日前、18日の様子。左手の湖に沈んでいるあたりにかつての友の家があり、そのあたりが岩坂村の最奥地にある家だとずーと思っていた。ところが、5年前…ある集落で「ニワマツリ」と…

深まる秋ー24節季上は「小雪」だがー

25日輪島市石休場町上野山照福寺、報恩講夜、金沢にいる高校の同級生が訪ねてきて、久しぶりの語らい。修学旅行のバスで2人で歌った「長い一本道」(2代目コロンビア・ローズ)、舟木一夫の歌の数々など…歌の話だけで3時間があっという間にすぎた。26日夕刻…

浜辺に打ち寄せられた磁器など。参考ー海を旅した珠洲焼ー

日本海域水中考古学会が発足した。興味・関心があれば、誰でも会員になれるという。能登と海の関わりはどこまでも広く深い。その一つ。飯田の浜にいろんな物が流れ着いており、浜辺を散歩しながら、それを、つまつまと拾ってこられた方がおいでになる。(過…

今頃カタツムリー11月23日ー

夕方、「流し」に小さなカタツムリがいた。季節が違(ちご)うがでないか(能登弁)葉っぱに移して、草むらに出した。

珠洲市仏教会として

珠洲市には市内全寺院の住職が構成メンバーである珠洲市仏教会がある。まだ何にもしていないが、今年4月からその会の会長をお引き受けしている。その仏教会役員を中心に、昨日(21日)、次の記事のことがあった。「中日新聞」(pdf)ー一番左側、委嘱状の文面…

龍(会所:長栄寺さん)ー輪島市

長栄寺さんの本堂の龍を見て、「真宗寺院と龍」だけでも、大きなテーマーだ。と、臥「龍」山西勝寺を預かっているものは思うわけです素敵な室礼(しつらい)。でいいのだろうな。講義の部屋の床の間。わーすごいな、とカメラを向け坊守さん方に蓮、蓮……本物…

御伝鈔(親鸞聖人伝絵)

報恩講の季節だから、この時期の真宗関係の講話には何度か「御絵伝」を扱った。普段の本堂は余間(よま)の御代前(ごたいぜん)側には聖徳太子、七高僧画像を安置しているが、報恩講の時は2幅をお下げして、御絵伝(親鸞聖人御絵伝・4幅)をお掛けする。一…

御崇敬(ごそっきょう)ー歓喜光院殿・基礎資料

御崇敬(ごそっきょう)参詣・調査の歴史 御崇敬は能登四郡のうち、羽咋・鹿島二郡と鳳至郡で行われている。私の住む珠洲では戦後間もなく行わなくなったとのことで御崇敬は新知見に属する仏事だった。この行事にじっくり身を寄せたのは、昭和58年(1983)11月…

御崇敬(ごそっきょう)再開ー羽咋市

この仏事が途絶えたのは、文化6,7年(1809~10)、あまり多くの人々が参集するので、公儀からのお調べがあったこの2年と、昨年の能登沖地震で、会所に甚大な被害が出て、行えなかった2回のみである。今年の御崇敬は、その意味でも感慨深い出来事だったのだ…

猫 こんなところに…

→猫-その後

音楽の生活

古いレコードをCDに置き換えている。以前に、手持ちのソノシート・SP版をかなりCD化したので(「くじけちゃいけない海の子は」、洋盤シングル・ステレット」)、今回はLP版。SP・ソノシートの思い出は小遣いをもらいだした中学生時代から始まるのに、LPは大…

報恩講ー満座・お講・お斎ー

今日は満座。「寺お講」という名でのお斎・講料理があり、賑わう。お斎料理。前日から準備に入り、伝統的な味付けをする。おつゆは「いとこ汁」(小豆と豆腐)おへらは大根、フキ、厚揚げの煮染め。むこうづけ右は大根なます、こんにゃく煎り煮、大根とにん…

ショウジョウバッタ

11月8日ショウジョウバッタが部屋にいた。これは一昨日。約4㌢の小さなバッタだった子どもなのだろうか…

秋の彩りーケヤキ、銀杏(ギンナン)、柚子

報恩講の秋

11月4日から8日は「報恩講」。御布教 広陵兼純師。笑いと涙とうなずきの名説教

「石川大百科(TV)」ー能登町

10月23日の「解きほぐされていくイメージ」で触れた「20日の取材」、および「猿鬼伝説の地をたずねる」で準備した放送が2日にあった。2日は早くから金沢に用事があったので、ある程度近くまで行っていようと泊まった羽咋のビジネスホテルでその番組を見た。…

能登の本など。

『能登の俳人 藤田恕堂 附同時代の富来郷土史』昭和29年3月佐藤荷人刊清張の短歌が書いてある湯飲み茶碗(「松本清張の歌ーさらなる展開」)に関係していそうなのが佐藤荷人と横川巴人(明治19年~昭和44年)の2人の文化人。荷人が執筆し、横川巴人が装幀ー…

ラストラン…

ラストラン さよならカムリ 秋の暮れ多分7年6ヶ月間。181772㌔走った。

埋蔵文化財センター・視察

29日、(財)石川県埋蔵文化財センタ理事・評議員による発掘現場視察。津幡町加茂遺跡。遺構密度の高い古代掘立柱建物、古墳時代の溝など。溝は旧(大)河北潟に向いて続くらしい。白山市中新保遺跡。題して「風の中の研究者たち」貯蔵穴(けつ)。理事のオ…

今年2度目の中能登巡りー河原田公民館ー

28日、20余名の方々を引率、解説研修前に寄った輪島市石休場地内。この光景ー向こうの山の麓に鉄道が走っていた。夜汽車の乗客が2人きりということもあった。列車は近くの市ノ瀬駅を出て、河原田川を越えたあたりで汽笛をならした。夜汽車の窓明かりが通り過…

松本清張の歌ーさらなる展開

先日おじゃましたお宅で松本清張の色紙について話していたら、ご主人がこの歌、見たことあるなァ…と、しばらく座をはずされこれこれ、と持ってこられたのが、この湯飲み茶碗。写真は「能登の初旅 清張」の部分。その先には「雲たれて ひとりたけれる 荒波を …

虹に出会った

今朝(2008年10月24日)、9時半頃の光景雨がやみ、日が差し込んだ。南志見(輪島市町野町)名舟(輪島市)虹の中ほどの水平線上に七ツ島が点々と写っているだが、写真が小さくてはっきりしない。