2011-01-01から1年間の記事一覧

『北陸平家物語紀行』【取材記事】

『北陸平家物語紀行ー伝承が彩る歴史といまー』細井勝著時宜を得た出版。わかりやすい本文に、写真がまたいい。たとえば、この書の34頁に小竹瑤泉寺の写真が載るが、このお寺は私が何度挑戦しても一枚の写真に収まらなかった。さすがプロ。すっきり収まって…

『三陸紀行』【知人】、宮本常一

『写真集 三陸紀行ー未來に伝える東日本大震災の記録ー』本谷文雄(もとやふみお) 平成23年12月22日発行[カバー表紙]「宮城県南三陸町歌津津波で流された橋脚を月がそっと照らす。旧歌津町の中心部も津波でほぼ壊滅的な状況だった。海岸に設置された堤防…

『蓮如の女性観と蓮能尼』『相馬移民と二宮尊徳』『愚禿鈔講義』『歎異抄講義』【知人】

『蓮如の女性観と蓮能尼 一化学徒が語る』美濃順亮氏著。 自照社出版刊。15日にいただく。帯「飢饉・戦乱にあえぐ民衆の心の救済を願い、本願寺教団の再興を為した蓮如は、宗教者としてどのように女性に向き合ったのかー。花王(株)取締役を務めた著者が、…

高澤ろうそく店ー横川巴人展ー【七尾市】

来年、といっても間もなくだが、横川巴人展の案内が届いた。今年は出向いた1月17日には終わっており、それで、あらかじめ丁寧に案内を下さった。能登の風流人に会ってこなくてはなるまい。横川巴人の書画と中村禎雄2009年巴人展2010年巴人展「舞台」北國新聞…

叔父の一周忌と坊守会

10日は、輪島で叔父の一周忌。ご準備をなさった門徒の方々が、大庭掃除をしていてふと気づいたのだろう…。銀杏の落ち葉で大きな道しるべ(銀杏型の矢印)を作ろう…と。 坊守会ー 一周忌のあと、穴水町下唐川(しもからこ)慶得寺さんで、今年最後の坊守会。…

真宗の本。11月以降

『真宗再興』雲集学舎刊『体系真宗史料 親鸞伝』塩谷菊美氏。法藏館刊『加越能 真宗かるた』北國新聞社刊。1800円 「現代と親鸞」23号。親鸞仏教センター

『東日本の山岳信仰と講集団』『稲荷信仰の世界』『漆ー悠久の系譜』

知人の著書。『東日本の山岳信仰と講集団』西海賢二氏著。岩田書院刊。2800円。『稲荷信仰の世界』大森恵子氏著。慶友社刊。5700円。『漆 悠久の系譜』四柳嘉章氏など。輪島漆芸美術館刊。

小休止~奥能登北めぐり

珠洲市若山町上黒丸・黒丸家同町宇都山・通伝地内輪島市名舟町~白米能登町鈴ヶ峰~久田(きゅうでん)珠洲市若山町延武この右上・願成寺本堂前に水飲み場。輪島市文化財保護審議委員長、教育委員長宅など巡りをしてきた。

秋の一箱古本市@すず:23日(水)【珠洲市】

本好きは、一度は古本を扱ってみたい夢を持つのではなかろうか。潜在的にそのような夢を持っていたが、本を買いまくっていた頃の私の本はどれもたばこのニコチンでひどい色に変色しており、人に譲ることさえも出来そうにないものばかりになっている。一箱市…

珠洲署で。

24日(木)午後、講演してきた。歴史・民俗関係は今年これがラスト。外は冬近しを思わせる荒れ模様。見出し「能登各地の歴史解説西勝寺住職 珠洲署で講演会」北陸中日新聞見出し「住職が署員に珠洲の歴史紹介署で講演会」北國新聞いずれも25日(金)朝刊地域…

舳倉島の精霊舟と、その想い出を綴ったお手紙

9日(水)に「石川県退職者奥能登総支部(女性部会)」でお話しした折、失われたものを、プロジェクターを用いて紹介する時も持った。その時、昭和20年代まで舳倉島で用いられていたという精霊舟の写真を紹介した。当時のものではなく、昭和60年(1875)に開…

経過~予定

報恩講お内陣の荘厳に加えて、外陣の荘厳ー南方宝作(89才)さんの菊花展白岩珠美さんの押し花展。5日、6日平行して欅の枝払い、タブの枝払い。手際鮮やか。8日満座。お斎の様子などを映像記録していただいた。そして、今日9日は恋路で石川県退職者会奥能登…

『石川・富山 ふるさとの民話』【執筆】

『石川・富山 ふるさとの民話』(北國新聞社)が刊行された。[帯]親から子へ、子から孫へ語り継がれた38話に、ふるさとの優しさが息づいています。最後に「本書に収録した民話は、2002(平成14)年1月から12月まで、北國新聞・富山新聞で連載された「加越…

地産地消情報誌「能登」ー2011秋号ー

第5号が発刊された。特集1、輪島塗入門特集2、能登の美味しいパスタなど 伝説の風景3 新しい号が出たので、前号の伝説の風景3ー恋路物語ーの紹介PDF版

西勝寺準備ー一週間前ー

当寺では、11月4日(金)~8日(火)が報恩講。ここ何年か一週間前の28日午前9時から、門徒役員、婦人会役員さん達によって、仏具磨きをおこなっている。今朝の様子。ポスターも配り(張り)、準備が進んでいく。

報恩講

各地で報恩講が営まれたり、報恩講の準備が始まっている。 御法話ー下曾根光源寺さんでー 10月25日(火)・26日(水)羽咋市下曾根光源寺さんで、御法話をさせていただく機会をいただいた。写真:経堂から本堂方面。 報恩講お斎(とき)ー石休場照福寺さんー…

真宗・仏教本。2011年5月20日以降

『願心の目覚め』三明智彰著・法藏館高滝さんが、「角張成阿」について資料をお送りしたことから、海の幸と共に持ってこられた。留守にしていてお会い出来ず。『佛者の眼』水原渭江監修・撮影。大空社。高さんがお寄りになって、海の幸と共にくださった。留…

展覧会【羽咋市】【輪島市】

13日(木)鶴来で泊まり、14日(金)朝鶴来別院前で手を合わせ、昼過ぎ羽咋歴史民俗資料館で開催されている「大正時代の事始めin羽咋」を見学。19日(水)、石川県輪島漆芸美術館で「漆悠久の系譜ー縄文から輪島塗、合鹿(ごうろく)椀」展を鑑賞。

欅(けやき)

随分大きくなって、落葉時期になると、葉が広く近所に散らばる。屋根付近まで短くする(予定)。

板碑ー陽刻地蔵菩薩・五輪塔双式板碑【珠洲市】

7日(金)、行者塚を捜していて、珍しい板碑に出会った。『珠洲市史』には館薬師の五輪塔双式板碑が一点(拓本写真)、加志波良比古神社一点が紹介されているのみで、双式型さえ珍しいのに、これは中央に地蔵菩薩までおいでになる。いつごろ造られたのかが問…

「勿体(もったい)なや祖師は紙衣(かみこ)の九十年」、「勿体なや祖師は紙衣の五十年」句仏人、【2月27日、2月6日】

句仏上人【明治8年・1875・2月27日~昭和18年・1943・2月6日】とは、東本願寺第23世彰如上人(光演)。句で仏教を広めようとの願いをお持ちになり、膨大な句をお作りになったと伝えられている。代表作が「勿体なや…」で、私は「散る時が浮かぶ時なり蓮[はちす…

旧柳田村ー名木、柳田キリコ、弁慶石ー

9月16日(金)久亀屋、火宮のケヤキ柳田白山神社。キリコ。弁慶石。このダム湖の右側に弁慶石があった。北河内の御所桜北河内小学校跡。

「ひとにぎりー奥能登の塩ー」ドキュメンタリー映画【珠洲市】

タイトルの映画が完成した、との案内をいただいた。10月8日(土)ラポルト珠洲でまず上映される。詳しくはこのHPで。監督の石井さんから電話をいただき、塩の道などを案内させてもらったのが6月18日のことだった。記憶力が減退しているのか、バタバタ続きで…

城ヶ崎、キリコ橋、仏穴、赤崎、船小屋、大師榧(がや)ー旧内浦町ー

折々に飯田高校100周年記念誌『伝説とロマンの里(仮題)』に用いる候補写真を撮っている。9月8日(木)には、吹上の弘法榧を尋ねた。その行程で…。 城ヶ崎 キリコ橋 仏穴ー西行・松島見仏上人出会いの地ー 赤崎 船小屋 吹上の弘法榧(大師榧・大師山の老榧)

火消し壷

22日(木)、坊守(ぼうもり)会でおじゃました会所(えしょ)に、珍しい火消し壷があった。緑に包まれ、川の瀬音が懐かしく、庫裏のしっとりした趣と、民具、掛け軸などが調和したよい雰囲気のお寺だった。

羽咋市柴垣長手島ー能登の白ウサギ

2011年8月19日(金)に寄る。長手島。柴垣の砂も千里浜と同じくきめ細かく、砂浜に車を走らせることができる。 「能登の白ウサギ」案内板 「むかしむかしそのむかし出雲の国から能登の国までの日本海を気多の海とよんでいました。大国主命が国土開発のため能…

富士山

9月10日(土)17:50分逗子マリーナー付近から9月11日(日)10:33分

天野文堂ー女性漆芸家の道を開いたー

一つには虎、一つには龍が描かれている。刻銘「昭和十三年戊寅盛夏 文堂刻[ワかの]」天野文堂、本名わかの、42才。天野文堂さんについては、坂下静香氏執筆女性漆芸家の道を開く(『図説輪島市史』PDF変換)がわかりやすい。叔父の初盆で、お墓参りに行っ…

男鹿半島「能登山」の椿と能登半島の海士崎【羽咋】

能登山 男鹿半島男鹿市船川港椿能登山.昭和61(1986)8月撮影。昭和61(1986)年に「日本海における半島の民俗」(考古民俗叢書24『東北の民俗ー海と川と人』国府直一・高松敬吉編)を書いた。書くことになったのは、編者の高松さんから日本民俗学会岡山年会…

能登人と過ごす能登時間2011

能登博の企画で行う能登国33観音巡りは今年で4回目。9月4日(日)に中島谷内の観音、虫ケ峰、龍護寺、高爪観音巡りの予定なのだが、いつも参加している人が仕事で忙しかったり、去年参加した人が当日行事が入ったりで、たぶん今年はないだろう、と思っていた…