POD『伝説とロマンの里』

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『石川県立飯田高等学校百周年記念誌 伝説とロマンの里』(2012年・平成24年・10月21日、323頁、実行委員会刊)という書籍がある。

関係者だけにお配りした本である。

この本を見て、普通どう思われるだろうか。

足かけ10年の今年になって、普通なら,こう思うの声を知り、エー?と思い、なるほどと思い、

発行当時、質問をお寄せなさった方(故金沢地区高校教員、歴史家、校史編纂者)が何故,何度も質問なさったのか、が理解できた。

 この書籍は,21日の式典を終えたら表紙を変え、一般向きに販売することにしていた。県内の図書館には、出版元から1冊ずつ記念に寄贈した。

県立高校と図書館。どこの高校でも記念誌を出せばそうするだろう。

それで、この本を図書館で見たことがあるという人の話なのである。

飯田高校の記念誌-すなわち校史、カリキュラム、思い出などで、飯田高校は「伝説とロマンの里」とでも言うべきところにあるので、タイトルをちょっと凝ったものにしたのだろうと、本棚から引き出して見ようもしなかった、とその方おっしゃるのだ。

その感覚はよくわかる。私のところへも、知り合いが校史の編纂に関わったと、時々校史を送ってこられることがあったが、ご苦労さんとは思うけど,勤めたこともなく、生活圏とも離れたところの校史はどう扱いようも無く、とどこかに積み重ねて置くのが常だった。

これは、背表紙を見た感想。

次に表紙を見ると、3学校(飯田女学校、飯田中学校、飯田高校なのだが)の校章がならんでおり、ますます校史なのだと思って開かずに本棚に返すことになるという。

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記念誌,以前の記念誌。

なるほど、でも、これはあくまで「伝説とロマンの里」を描いた本で、百周年記念校史ではないのだよ、と言ってはみても、それが通用するのは式典に参加した人(彼らには校史・『近十年史』も同封して渡っている)、すでに大部の90年史(80年の時に校史を作られなかったので、旧制中学卒業生が,何としてでもと641頁もある校史を作成した)があることを知っている人にしか伝わらない話なのだ。

その2冊を紹介しよう。

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中表紙




百周年記念校史

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箱は文字がないので,本体の表紙で。

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最初の頁



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実行委員長として。

再び『石川県立飯田高等学校百周年記念誌 伝説とロマンの里』

言ってみれば、飯田高校の校史、記念式典は平成13年(2001)の90周年にピークを迎えた。その頃、女学校、中学校卒業生は各地に現役で活躍しておられ、新制飯田高校卒業生も元気盛りの方が多い時で、今から思うと膨大な予算を付けて,大々的に90周年を挙行したそうだ(私は外部で参加せず)。

それで。90年で全て終わっており、120年ぐらいに盛大なのをやってもらえばいいのだけれど、100周年をやらないというわけにはいかず、その年に中心になるのは私たちの学年だというので、95年頃に私が実行委員長になり、前後5年の同窓生代表の方々と準備を進めた。

もし、記念品がいるとすれば、校史は終わっているので卒業生やこれから学ぶ生徒の役に立てるよう、育ったところに誇りを持てるよう,素晴らしい伝説とロマンの里を念頭に、ブログ使いながら、下書きの元を書いていった。

私のブログが2005(平成17)年暮れから始めたのは、タオルや文房具などの記念品とは別に、書籍を付けなければならないようなことがあればに備えてのことだったのである。

委員長を引き受けざるを得なかったのも、

90年で終わっているのだから、講演とタオルぐらいの記念品で通り過ごそうとの目論見が崩れたときの備え、ぐらいでと和気藹々と先輩たちとどの程度にするか話し合っていたのだが、

100周年はどこであれ、一高等学校を越えた県教委全体の行事だと知ったのは、100周年を迎える2年ほど前だった。

たとえば50周年なら教育長、100周年なら知事が出席することになっているなど、90年をちゃんとやったから100周年はパス、というわけにはいかなかったのだ。

盛大にやりましたよ。

『伝説とロマンの里』も近十年史に花を添えたのであるが、

中身は次の112項目。

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目次

 

いつまでも残し、旅をする人などの参考にして貰いたい話ばかり。

すぐに、関係者以外でも必要な方々があれば手にいれられるように、

記念誌『伝説とロマンの里』は、百周年記念限定出版で、式典招待者、ご寄付者・生徒・県内図書館・公民館・実行委員のみの配付となります。それ以外の希望者や、能登を知っていただき交流人口の増加などに寄与できるように、実行委員会と離れた形で、新たな(タイトル『奥能登北部探索(仮題)』、2分冊か3分冊、地図などを加える)本の発行を企画しております。本文の内容は同じですので、お含み置きください。

との文を決算書と共に配布先の方々に渡したのに、本を新たに発売することは無かった。 

製本会社の担当となにがあったのかは書かないが、一般の校史と同じ形で終わったのである。

ところが、この本をPOD版にして残さないかとの話が入ってきた。

出版社を通し(『妙好人千代尼』)、自分で出版社を立ち上げ(『とも同行の真宗文化』)を試みたが、金沢へ出るのでさえ、途中休憩を入れ3時間近くかかる、能登の先端部すむものにとっては、いかんともしがたいところがある。

PODなら、対機説法に近く、せいぜい電話程度のやりとりで形にできるので、こういうケースではもってこいかも知れぬ。

今までPOD版は、スキャナで取り込む,写真を使ったのを幾種類も見ており、全集で購入しなかったのを、あとからODで補ったものもある。

他の本はともあれ、『伝説とロマンの里』は私自身も1、2冊残しておきたかったし、一般書になったらお渡ししようと思っていた人をイメージしていたことがあった書物だ。

あれから、ほぼ10年。4ヶ月後には、日の目を見ることになる(はず)。

 

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