一日一話

お彼岸中日 前日

「こころの時代 かわいい民芸」を見たらとすすめた、学生時代の同級生から「文机に初秋風を招きけり 阿青畝青畝」から始まる感想文が届いた。「玄鳥去るころ」ともある。 私は、ことしの季節がわからないメチャクチャな天候にもかかわらず、時がくれば、咲き…

6・19地震後

19日震度6弱の地震に見舞われた。20日には5強があった。 19日は、頼まれていたお参りをし、その方にお手紙を書いているときの揺れで、ちょこちょこやってきていた群発とは違い、大きく長く複雑な揺れだったので、まず御本尊の様子を確かめるべく本堂へ向かお…

抜き刷り整理

ようやく「抜き刷り」の執筆者ごとに整理できそうなところに近づいてきて、 執筆者氏名に従い、行ごとに積んでいった。 次に県外、県内ごとに分けたところで、気分転換に一旦雑誌・文庫・新書分類へ。 話は変わり、5月26日、27日に蕗畑の蕗を刈っていただい…

丑三つ時の月ー2月17日早朝

強い寒気の影響で昨日から雪。かなり積もりそうだというので昨晩は8時半に布団に潜り込み、今朝は3時に目覚め(風、小動物の音?)たので、雪よけ(すかし)に大庭へ出た。 大庭と呼んでいる本堂・庫裏前広場をすかさないと、新聞配達その他の人が難儀するの…

御恵与 2冊 『加能人』新年号(『伝説とロマンの里―北能登の風土と文化―』紹介)、『上井正三詩集 梅』亀鳴屋版

写真は8日の能登島大橋、石動山。 13日猛吹雪の中、金沢から夜8時過ぎに帰宅すると、封書に混じって献呈と印を押した加能人社の封筒があった。開いてみると『加能人』新年号が入っており、 次の記事があった。 『伝説とロマンの里―北能登の風土と文化―』をご…

語り合うこと無く…

11月22日(月)、 多分この日、M・Hさんが50代前半で亡くなった。 数度お会いしただけの人だったが、某書店の店長をしておられ、書物・文化の話題が豊富で、ちょっとした会話に知的好奇心が刺激され、かけがえの無い人だった。 そのMさんから9月18日に電話が…

『石山合戦を読み直す』『佐野鼎研究』

本を戴いた。 『石山合戦を読み直す 軍記で読み解く日本史』塩谷菊美さん 2021年12月10日法藏館発売 写真提供と、以前第7章「庶民の石山」の系譜(1770~1880ごろ)の一節「加賀の奉納絵馬-一揆の地で花開く禁書」の元論執筆者を紹介したことに因って報恩講…

瞽女さん

瞽女さんについては、『能都町史』口頭伝承で、民謡を扱ったあたりからかなり関心を持った。町史執筆は昭和54年ごろなので、40年以上の関心事となる。 伝播の問題は難しいということを五来先生から直接窺ったことがあり、なんとはなしの関心事にとどまってい…

『編み継ぐ』御供田あい子詩集 追弔谷内正遠木版画展 瞽女さんー世界の感触を取り戻せ!

『編み継ぐ』御供田あい子詩集 御供田さんから恵与さる。 御供田さんは昭和13年生まれ。川柳の方で名高い方だったが、この度詩集を編まれた。 人生の深みと、生死を越えた永遠性とでもいおうか…が絡まり合い、えも言えぬ大きな世界に導いてくれる詩編集だと…

虎石墓

河北郡にあるお寺の墓石。ここに曾祖父の妹が嫁いでいる。 曾祖父・松谷円辰 ダルマ和上の異名があったという曾祖父・松谷円辰。 『とも同行の真宗文化』(p24~25)に、次のように書いた。 [出典]「座談会 芸能の風土・芸能民の歴史」『月刊百科』一一 …

10月7日(木)の記事。40年前の文化祭ー地震の記録ー

遅ればせながら-。 このところ頻繁に地震がある。 教員時代、郷土史同好会生徒と飯高文化祭で郷土と関係ある地震記録を一教室使って展示発表したことがある。 昭和57年(1982)のことで、2月7日の能登沖地震が起こる11年前、阪神淡路大震災の13年前の話で、…

アサギマダラが飛んでいる

書斎兼仕事部屋のすぐ前。今日12時。 ほかにも、モンシロチョウ、モンキチョウ。今日は見なかったがクロアゲハも訪れる。

泰山木・たいさんぼく、東井義男氏。ほのぼのカレンダー。

大庭の泰山木の花が綺麗なので、活けておいたと連れ合いがいうので。写真に。 床の間に活けられた「泰山木」の花。8月12日(木)18時48分 香りもいいのだそうだが、お寺はいつも何かの香りがあちこちで漂っているので、今まで泰山木の花の香りを気にしたことが…

安宅夏夫(敏雄)氏

昔、東京に行かれた安宅さんから、夜遅く電話があって、 西山さん!東京では、この時間はまだ宵の口ですよ―。 とおっしゃった。 どこも出かけないで、夜中に起きている日が続き、ふと 安宅さんはどうしておいでるだろうと思った。 ウィキペディアを見ると、 …

夏至 鞍崎灯台

夏至の鞍崎灯台(正式名:能登鞍埼灯台) 大谷・狼煙側 上の写真は、輪島・曽々木・塩田村方面から。 珠洲・狼煙・大谷方面は以下の紹介。今は草が生い茂り側へ近づく道さえも見えない。 2016年5月 2013年3月

『真宗』整理

週に一度ぐらいは書いた方がいいかな? とキーを打ち出した。 何が不要で何が不急なのか分からないが、不要不急で出かけるなというので、この機会に整理しようと思い立ったのだが、それが大変だった。 とりあえず『真宗』を整理ー 並べ直して見たら、昭和36…

『妙好人千代尼』-月岡芳年展「月百姿」 三日月の 頃より待し 今宵かな

春 年度替わりで、各資料館・美術館などで様々な展覧会が開かれる。 当寺でも明日の 「蓮如忌」に向けて、虫干しも兼ね、何点かの法宝物を本堂に並べつつある。 今朝の北陸中日新聞に「月岡芳年展」がきょうから、と載っていた。こういった展覧会はもう行かな…

『本の宇宙あるいはリリパットの遊泳』倉本四郎、「中日春秋」

今朝の「中日春秋」(北陸中日新聞)を読んでいたら、「リリパット国」の文字が飛び込んできた。 倉本四郎氏の週刊ポスト書評、ポストブックレビューをまとめた1冊に、リリパットが使われていて、書庫を通るたびに、リリパットを目にしていた。 そのリリパット…

鴻雁北ー清明第二候

気候や年中行事を話題にすることが目にするものでは減っている。 TVを付けるとコロナと遠いところの話ばかり。 四月八日の降誕会さえ、話題になった様子がない。 降誕会には「無憂華」。 今日は七十二候の「鴻雁北」だそうだ。 二十四節気では、「清明」。 太…