2014-01-01から1年間の記事一覧

「汐越の松」の和歌ー作者・蓮如上人説

『奥の細道』「越前の境、吉崎の入江を舟に棹(さをさ)して、汐越(しほこし)の松を尋ぬ。 終宵(よもすがら)嵐に波をはこばせて 月を垂(た)れたる汐越(しほごし)の松 西行 此の一首にて数景(すうけい)尽きたり。若し一辨(べん)を加ふるものは、…

御七昼夜ー報恩講ーお説教、改悔、投げ銭、草鞋銭、お浚い・絵解きー

25日から、御七昼夜報恩講に合わせ、富来へ往復している。25日・26日 日中勤行後のお説教、一座二席27日は、大逮夜お説教、夜、初夜勤行、御伝鈔拝読のあと、改悔批判(改悔説教)28日、満日中 お説教29日、今日は、おさらい勤行に続いて、御伝鈔の絵解きを…

法住寺ー宝立公民館ー宝立講座

21日(金)、奇しくも弘法大師の入定日(祥月は4月)に、真言の名刹・法住寺さんを舞台に講義を行ってきた。金剛力士像を身近で見、袈裟懸け松の青面金剛碑、地蔵菩薩、庚申・二十三夜待ちが習合している、月の名所・法住寺の歴史文化に触れたのだが、講師…

高爪山ー洞が岳ー見よい山

高爪山ー能登富士ー341メートル、見よい(341)山行基菩薩が櫛稲田姫と歌をやりとりしたときまで洞が岳という神仙思想の山名だった山。龍灯伝説能登国三十三観音巡礼札所、能登十二薬師の一大中心唱導の拠点等々…『能登 高爪山ー高爪山山頂山麓遺跡群総合…

富来・西浦公民館ー海と伝説ー講演

会場の構造改善センターを確かめた後、下り道を降りると海が見えた。白比丘尼、男鹿半島能登山の椿話に関連する海士崎(海士崎灯台)がすぐだった。バス停にポスターが張ってあった。西浦公民館 歴史講座講演会テーマー「海と伝説」講師 西山郷史氏 加能民俗…

富来西海岸のお寺

富来・西浦公民館ー海と伝説ー講演途次。富来の西海岸には。真宗史上重要な僧を輩出した寺院が多い。赤崎光恵山長光寺金石山満念寺(笹波)笹波 長教寺。その他鹿頭 蘇陀山常徳寺風無 万福寺風無 専念寺千ノ浦 念乗寺など

富来・西浦公民館ー海と伝説ー講演途次

報恩講

4日目7日大逮夜。この日は、御初夜の時間帯に「御伝鈔」を拝読し、正信偈同朋奉讃、甘酒、お説教と続く。全て終了したのが夜9時40分ー満月の晩だ。3日目、4日目の2日間、オヤノマイ(親の参り、孫門徒)と言っている嫁いだ方々がお参りにおいでたとき、お斎…

修理・修復ー報恩講前

2012(平成24)年4月4日から5日にかけて、その名も恐ろしい爆弾低気圧が通過した。翌朝、近所の人から本堂横に穴があいていると知らされた。穴ではなく、横板が飛んでいって下の土壁が4平方メートルほど見える状態になっていて、大きな穴とみればそういう状…

旅立ちの季節ー宇出津高校予選会、教職員演目ー

羽咋工業から宇出津高校に転任して1年目の終わり頃生徒会担当の梶先生から頼まれたか、通勤列車が一緒だったこともあって出し合い話の中でだったか…三年生を送る会ー予餞会ーに教職員全員での出し物をやろうということになり、その原案を考えた。その時の資…

報恩講準備

11月4日(火)~8日(土)午後一時半~報恩講御伝鈔拝読 七日(金)夜七時~御布教 廣陵兼純師飯田西勝寺仏具おみがき後案内用張り紙を役員の方々に。「…明治は遠くなりにけり」中村草田男・1931(昭和6)が大学生の時母校の青南小学校を訪ねたときに生まれ…

町野町旧東小学校校下老人会ー講義、板碑…追加25日(土)

23日(木)午後1時半から4時頃にかけてお話ししてきた。レジメは①大伴家持の歌と伝承歌②能登と月③平家伝説の中の兼基発願大般若経それぞれ30分ずつ講義して、質疑。今朝の北國新聞朝刊。→PDF版追加25日北陸中日朝刊PDF 二体月 町野町旧東小学校近くの大伴家…

中町野・東地区で講義ー23日、午後1時半~ー

PDF奥能登最大の流域のある町野川。その中流地域には近年まで行われていた「あえのこと」の徳成谷内、伝大伴家持の歌・歌碑のある岩瀬川(町野川をこのように言っている)畔と御薪山(みかまきやま)の月の景勝地、平時忠伝承を唯一裏付ける平兼基発願の大般…

長山直治さんの歴史学を追想する会

19日(日)、金沢KKRホテルで、タイトルの会が催された。どれが専門とかは、面倒なのだが、5学会にも顔を出さなくなって久しく、特に近世史の方々で存じ上げている方は少ない。案内(発起人5人のうち、4名に面識があった)があった時点で、参加させていただ…

秋晴れー猫ー

台風一過の翌日、散った木の葉掃除のためもあって、外に出ている時間がいつもより多かった。朝早くから勤めに行く人、グランドゴルフに出かける人、犬の散歩で3人が、時間をずらしながら通っていく。犬は、私にとっては、すべてポチなのだが、イメージに合わ…

埋蔵文化財:発掘調査現地視察

10月8日(火)。 二日市イシバシ遺跡(野々市町) 新幹線建設工事、広域河川改修事業による遺跡調査の一部。弥生時代後期後半から古墳時代前期、および中世を中心とする集落跡。 一針(ひとつはり)C遺跡(小松市) 梯川中流域の右岸。弥生時代~中世の遺構…

京都ー10月6日(月)

学生時代を終え、就職した年から、いわゆる冬休みに京都に出かけ、五来先生宅、下宿、佐々木孝正さんのお宅巡りをズーッと続けていた。佐々木さんが還帰され、五来先生の家も上賀茂に無くなり、私も教員生活を辞め、冬休みがなくなり、いつか私の3軒巡りは終…

福岡・飯塚ー塩谷利宗君が生きた地ー行

台風18号が北上している最中の5日、朝7時過ぎに出発して、10時55分のサンダーバードに乗り、のぞみ号で博多、さらに飯塚まで行った。到着したのは17時過ぎ。 九州へ行ったのは、高校2年の時の修学旅行(中国、北九州)、教員をしていて宇出津高校の2年生を引…

「よばれ」「およばれ」

「北國新聞」10月3日朝刊いい記事だ。こんな家もあるのだ…、との思いもある。PDFなべかけず、よばれ正院川尻の「よばれ」前の日に風呂敷に包んだ重箱に入ったお赤飯などをお持ちになり、明日「よばれ」にきてください。と、ご招待される。この年は、早めにお…

究其涯底(くごがいてい)、シンポ:真継伸彦氏、伊香間祐學氏たちと。

本を整理していて、「真宗大谷派大聖寺教区「蓮如上人五百回忌御遠忌」記念 大谷暢顯門首御染筆」とある、綺麗な包装紙に包まれてある字を見た。そこにあるとおり、大聖寺教区でシンポジウムに参加したときに頂いたのだが、勝手に御染筆コピーだと思いこんで…

親鸞聖人七百五十回忌

親鸞聖人七百五十回忌が、末寺でも厳修され始めた。昨日、聖人のご命日に営まれた御遠忌に参加した。(北陸中日新聞29日朝刊) 御門徒宅申経 式次第 先 着 座次 総 礼次 伽 陀 先請弥陀次 御 経 仏説阿弥陀経 音木有之 短念仏 五遍 三重念仏 淘三 和 讃 十…

『愛蔵版 石川富山 昭和あのとき』

もっと早く買うべきだったのだろうが、増えすぎた本の行く末を、いろいろ考えていたり、よく似た『写真アルバム能登半島の昭和』の処理が終わるまでと考えていて、ようやく購入した。今日の北陸中日新聞朝刊で、大衆文化ー演歌能登半島ーを書いている本谷文…

桃栗三年、西方浄土の木。

調査していて、山道に入って栗を見つけると、たまらない。まもなく行事が始まる、というときでも、車を停めて、せいぜい一つか二つなのだが、イガをむいて栗の実を手にしてしまう。あの形、つやつやした色…がたまらない、としかいいようがない。それで、栗の…

『城下町の民俗的世界ー小田原の暮らしと民俗ー』西海賢二氏、『サブカルチャー聖地巡礼』ー由谷裕哉氏他一名ーなど

『城下町の民俗的世界ー小田原の暮らしと民俗ー』 西海賢二氏から今日届いた。2014年9月、岩田書院刊。地域史、民俗史の基準を示す本として長く利用されていく基礎本になると思う。18000円。第一刷300部。出版記念会でも開かなければならない成果、大著の出…

彼岸会の御文

真偽不詳(蓮如上人作)ながら「彼岸会の御文」には、重要なことが書かれている。そういう御文があります、というだけではなく、今日の法話の中で、内容についても、少し説明しようと調べてみた。【本文】「彼岸会の御文」(『蓮如上人遺文』p536、稲葉昌丸…

お彼岸

彼岸会あげお講法会法話彼岸花が咲いているかも知れないと、中日の境内を回った。出がけ、廊下にカマキリがいて、本堂後ろでは大きなバッタが飛んだ。数種類の蝶…秋彼岸中日の花百日紅はまだ赤い花を咲かせている。芝ギキョウ彼岸花(曼珠沙華)ー非常食とし…

一茶の里

9月13日(土)斑尾のホテルに泊まり、一茶の里ー信濃町柏原ーを歩いた。夜斑尾へ入ったので、真っ暗な山道が続き、熊しかいない山を目指しているようでビビった。麓に野尻湖を抱えている。野尻湖一茶翁終焉の地終焉の地にある俳諧寺位牌堂法名 釈一茶 不退位…

小千谷紬

2007年、おじや元気プロジェクト代表・若林さんたちを案内した。今回、9月12日、新潟三条から一茶の里を訪ねるついでに、と言っては何だが、久しぶりに若林さんとお会いした。相変わらずお元気。そして小千谷織物工房「匠之座」を案内してもらった。おぢや元…

9月18日(木)七尾市中島町西谷内。籾殻 燻炭作りの煙。香りが、今、秋。19日(金)頭痛がするので寝ようかと思っている所に笛・太鼓・鐘の音が聞こえてきた。町内のキリコが明日の秋祭り前にお披露目で動いている。

故長山直治家弔問

長山家入口。長山さんの隣に席をいただき共にシンポを行ってから、1年半足らず…このような形でおじゃますることになるとは…ー賀状には、シンポの後、6月に大きな手術を受けた、と書いておられた。