2015-01-01から1年間の記事一覧

ー日本宗教民俗学会ーあいのこと、よいのこと、あえのこと、タンカブ様、田の神さま

12月5日・6日(一部4日も)日本宗教民俗学会研修が、珠洲で行われた。参加者は会員推薦者たちも含め、20名。あえのこと、当地を訪ねた民俗学者たち、若山荘・飯田郷、6日の海の修験道みちを歩く、能登の真宗・数枚の新聞記事など74枚の資料を用意した。PDF前…

マリアナ海溝10930㍍から届いた調査容器、講義ー高爪山で詠まれた歌

海溝調査で用いられた容器。 「富来の伝説とその広がり」 今日、富来町郷土史研究会(私を含めて20名参加)でお話しした。タイトル「富来の伝説とその広がり」。実際は、高爪で詠まれた歌を分析した。資料6枚 マリアナ海溝10930㍍調査容器 その折に、石田さ…

板碑のある風景-宝篋印塔陽刻板碑ー旧中島町

19日の夕方、知人の家を訪ねたとき、かつて、近くで板碑を見たことを思いだした。もう日暮に近く、宝篋印塔の笠部を2つ見つけ間違いなかった、と思いつつ石龕を覗くと、綺麗な宝篋印塔陽刻板碑があった。隣に五輪陽刻?板碑もあった。夕刻でいい写真にはな…

富来郷土史研究会-昭和8年頃の富来ー

富来羽衣大学の折、19日の富来郷土史研究会例会で、昭和初期の富来の様子を写したフィルムの映写を行うというので、『写真集 能登半島の昭和』のうち富来域を扱った十数枚の写真をコピーにし、それを提供する形で研究会に混じってきた。フィルムをお持ちの河…

報恩講-後半7日・8日

7日大逮夜用御仏供飯。物相盛囲炉裏七日夜、御伝鈔拝読八日、勝手元お斎お客様御膳。小豆のいとこ汁が報恩講には用いられる。

報恩講ー中日(なかび)まで

当寺・臥龍山西勝寺の報恩講は例年11月4日~8日に勤修される。なかびまでの様子。報恩講用蕗畑ー例年5月下旬~6月初旬に蕗刈りここから準備が始まる。それまでにも蕗が育ちやすい環境を整えていくことはもちろんだが…10月のご命日に「仏具みがき」を行う。飯…

「探検!地図・絵図でたどる羽咋」羽咋市歴史民俗資料館・秋季企画展

10月17日~11月23日27日、見学してきた。村、潟、寺社、変化に富んだ地図が並んでおり、面白かった。機会があったら、何度でも見たい。展示一覧(PDF)入口の五輪、宝篋印塔、板碑の説明の字がハッキリしていて分かりやすく、助かる。

板碑の風景ー稗造小学校跡ー27日

稗造小学校跡地の下に滝があり、板碑状の石が見えたので車から降りて眺めた。右は中が線刻地蔵菩薩像、向かって右に「十六羅漢」、地蔵の下に「五百羅漢」、向かって左に「二十五菩薩」と刻んである。中の石には、中央に「阿弥陀如来」、向かって右「観音菩…

高浜・富来羽衣大学

27日富来活性化センター、26日志賀町文化ホールでそれぞれ300人余の61才以上を対象にお話。羽衣大学というので、どうしてそんな名にしたのか、聞きましたが誰もいわれを知らないようだったので、導入に能登にある羽衣伝説=小浦・羽根の羽衣伝説、蓮如上人の…

地産地消文化情報誌(マガジン)『能登』」21号、『五箇山利賀谷奥大勘場民俗誌』

20日に届いた。21号の「伝説の風景」は「石休場と泰澄大師」を書いた。肩書きは「加能民俗の会会員」。中身について石休場公民館館長・安さんに間違いが無いか見てもらっている。29日にお会いできるはずだ。目次:PDF森俊さんから。桂書房刊。「藤井吉信翁・…

真宗関係本

『正信偈講義 第三巻』安田理深 法藏館刊『化身土巻聴記(三十八)』宗正元講述『歎異抄講義集成 第一巻』矢田了章・林智康監修 法藏館内容『歎異抄私記』(円智)、『首書歎異鈔』(不詳)、『歎異鈔可笑記』(寿国)、『歎異鈔私記鈔略』(寿国)、『歎異鈔…

板碑のある風景

旧志雄町地内志賀町昔の上熊野村五輪陽刻同上こちらも五輪のように見えていたのだが…?場所は違うが同村内ちょっと変わった形だ。風空輪が首をかしげているよう。10月13日撮影

北支・鏡花・東山-10月6日ー

久保市乙剣宮、その横に北支の「源意庵」、向かいに鏡花邸跡がある。土壌が次々と人を生み出す。9時半開館ということで、金沢へは別の用事で行ったため、入ることが出来なかった。鏡花関係では 『ふるさと文学探訪 鏡花・秋声・犀星』(昭和60年、能登印刷株…

東山円長寺経蔵

真宗大谷派円長寺経蔵今は東山だが、このあたりは、元は木町と言った。ちょっとお邪魔した。何度も見ているはずなのにいわゆる何気無しに見ていたので、あらためて、写真で見ると造りがすごい。

「あえのこと」の見学と能登の宗教民俗ー日本宗教民俗学会

先のことだが、タイトルの企画があり、参加申し込み締め切りが二ヶ月前の今月4日なので、その旨を記した「日本宗教民俗学会通信」第135号を…。「日本宗教民俗学会通信」第135号・案内演題を「タンカミ」と「あえのこと」ー能登を訪ねた民俗学者たちとした。…

ー本と著者ー加能民俗の会編著『蓮如さん』編集幹事西山郷史さん

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真宗関係報告・執筆ー橘礼吉氏ー

白山麓は一向一揆以来、真宗門徒の金城湯池の地域である。白峰へ行くと、各墓石には毎日花が飾られ、道場も多く、民俗村にも道場が見られる。そこをフィールドの一つとして歩んでおられる橘さんの、真宗行事の報告は胸を打つものがある。『白山奥山人の民俗…

『白山奥山人の民俗誌ー忘れられた人々の記録』橘礼吉氏著

16日(水)橘さんから著書が届いた。驚いて、一晩机に飾り、眺めていた。お礼状は17日に出した。驚いたというのは、14日の金沢で開催された北陸三県民俗学会にお姿を見なかったからである。橘さんは必ずおいでて、砺波氏はひょっとしたらおいでるかな…と思って…

味覚の秋ー「よばれ」のかわり

枝切りなどをしていたら、栗の実がなっている事に気づいた。秋祭りシーズン。「呼ばれ」についてコメントしながら。呼ばれにいかず、なら、家周りにある秋の味覚を見てこようと、一周。色んな食べ物が成っている。栗の木-西方浄土の木なる栗の木ー栗柚紫蘇…

能登の秋ー若緑、笠池、羽咋吉崎、日用、機具岩、高爪

お彼岸も近いし、なき人々のお墓に手を合わせるミニ旅(14,15日)。途中で目的地や進む道が代わり、5個所の予定地のうち3個所、あとは会いたい人に会ってきた。羽咋、吉崎川若緑八幡神社。14,15が秋祭りなのだろう。津幡町笠池宝達志水町坪山、前田川。山は…

五輪のある風景

志賀町。2015年9月15日撮影

夕陽ー曽々木海岸、大谷海岸ー

宝達志水坪山~河原八幡寿司~敷浪~氷見市上田~志賀町草木~日用~富来道の駅~輪島市繩又を巡って曽々木海岸へ着いたとき、夕陽が窓岩の窓に差し掛かる頃だった。その夕陽を眺めてしばらく行くと、大谷塩の社長(同級生)がエブリで塩田を均している背後に…

「よばれ」文化ー北陸中日新聞記事ー

今朝の記事。戦後、どんどん広がっていった文化の原点を見直す時期に来ているようだ。「絆」は大事、あえて言わなくても絆のある世界がある。煩わしいからといって避けて行くことが出来た時代が過ぎ、希薄な関係と煩わしい関係の、それぞれを考える機会が、…

鬼とフラメンコ:勝田深氷遺作展 10月12日~17日

鬼とフラメンコ:勝田深氷遺作展の案内が、幼なじみから届いた。この幼なじみは、勝田深氷ご夫妻とずいぶん懇意にしていて、それで私にまで案内が来た。東京のことなので、ここにそれを載せます。ポスター表ポスター裏

今村充夫さん、北陸3県民俗学会

県歴博で北陸3県民俗学会が行われていた時間帯に、偶然今村さんの葬儀が金沢駅西で行われた。この時期は、時間の余裕があるので、3県民俗には最初から出る予定でいたのだが、午前中に遠方からの来客があり、2時頃に歴博についた。コメントを求められたので、…

大野・真宗・五兵衛

真宗大谷派真長寺。山門、銭五の茶室を移転したと言われている松帆榭(しょうはんしゃ)、本堂、黒松など文化財が多い。銭屋五兵衛像。顔は親戚で最も似ていると言われたい方をモデルにしているそうである。大野(中村屋)弁吉墓小松山伝泉寺境内(真宗大谷…

今村充夫さん

今朝の北國「おくやみ」欄、北陸中日「お悔やみ申し上げます」欄に、今村充夫さんの名が出ていた。北國はアイウエオ順、中日は年齢順。金沢のトップだから目に飛び込んでくる。中日の方は、どういう方なのか、家族の談話も含めて紹介しているので、情報を知…

半島に刻む 戦後70年の記憶 能登で民俗学調査40年 庶民の胸中 歴史に

北陸中日新聞2015年(平成27年)8月21日(金)PDF変な時間に寝て、0時過ぎには目が覚めた。掃き掃除に出ようと思ったら音を立てて雨が降っている。新聞を見た。士郞の文はやさしい。「温厚でやさしい方だが、~(になると)厳しい表情を見せる。」いい。どこ…

祠堂経・お説教ー子ども正信偈、月光とピエロー

10日、11日お説教に羽咋地内12組のお寺にお話しに行ってきた。知り合いの方がいて、ご縁があってお話しさせていただける。このお寺では、ラジオ体操の後、正信偈の練習をなさっているそうで、そのお勤めがあった。大きな声で、ハキハキと清々しかった。でか…

半島に刻む 戦後70年の記録ーわらんべ会ー

記事(PDF)子どもの笑顔を守のは大人の責任ーやさしい。平和であってほしい、当たり前すぎることで、争いがを求めている人がいるはずがない。見解の違いは、依る立場にある。「兵戈無用(ひょうがむよう)」(『仏説無量寿経』下)の前提に、「仏所遊履(ぶっしょ…