真宗典籍
25日(木)宝立公民館で講演したことはその日にアップした。
講義の始まる少し前に、待機していた事務室に、一人の女性がおいでになり、二冊の和本をお見せになった。
一人暮らしの友だちのところにほこりだらけの汚いのが100冊ほどもあって、西山先生に見てもらおうと、埃を落として持参したと、おっしゃる。
見ると、四帖疏玄義分を解説した一冊、もう一冊は廣本~とある。
それで、善導大師のお書きなった観経解釈本の説明、親鸞聖人のお書きになった御本の説明本ですね。
筆写された本なので、大切にしておいてくださいと伝えて下さい。
ところが、汚いし何が書いてあるかも分からないし、跡継ぎもいないし、
今日ゴミ捨ての日なので捨てる、とゴミ場に行くところだったので、ともかく見てもらおうと持ってきた。
家に置いておくつもりはないのです。
とおっしゃるので、(焼却しないで)残しておかなければならないですよ、と言ってはみたものの、
残すにはどうしたらいいかが出てこない。
講義の時間は近づく。
結局、預かるしかなくなり、
講義を終えてから、持ってきた方(知り合いの奥さんだった)、館長と共に持ち主のお宅に行き、預かってきた。
それが、この冊子類である。
79冊ある。
どうしよう……