2021-11-01から1ヶ月間の記事一覧

『石山合戦を読み直す』『佐野鼎研究』

本を戴いた。 『石山合戦を読み直す 軍記で読み解く日本史』塩谷菊美さん 2021年12月10日法藏館発売 写真提供と、以前第7章「庶民の石山」の系譜(1770~1880ごろ)の一節「加賀の奉納絵馬-一揆の地で花開く禁書」の元論執筆者を紹介したことに因って報恩講…

『石川ふるさと遺産』、『日本の祭り文化事典』

14日(日)北國新聞朝刊 この本に、2項目書いた。最初の依頼は「門徒もの知らず」だった。 これは「もの」とは何かの定義づけからしなくてはならず、私なりの見解は持っているが、そもそもそのような表現が歴史的になりたち得るのか疑問である。 いわば、真…

『伝説とロマンの里―北能登の風土と文化―』の紹介

能登ブーム、カニ族の言葉を生んだくらい多くの人々が訪れ、私の同級生が珠洲だけで1000人以上もいた時代があった。 『伝説とロマンの里―北能登の風土と文化―』が語りかけるとすると、まず同世代だが、この世代はネットが苦手だ。 読むとすれば、の対象にネ…

『伝説とロマンの里―北能登の風土と文化―』

伝説とロマンの里―北能登の風土と文化― | 西山郷史 |本 | 通販 | Amazon 予定では、8月頃に発売になるはずだったが、出版社と通じ合えないことが多くて、延び延びになっていた。 それでも、11月1日に表紙を決めて、あとは出版社の作業待ちまでたどり着けた。…

岸壁の母ー端野いせさん没後40年

講義、執筆がないと他はどれだけやることがあろうとも、余裕だ。 で、TVを付けるといつまでも(遅くとも9時に寝るので、いつまでもは9時までだが…。)見てしまう。ドラマはよそ見していると筋が分からなくなるし、俳優さんはかなりの割合で同じにしか見えな…

茗荷が赤い実を付けた

当寺報恩講が滞りなく終った。終ったは一応で、まだまだしなくてはならないことも多いが、まず仏旗片付け。 仏旗を立てた所へ行く途中、茗荷がなるエリアにまだ赤い茗荷の実が残っていた。 茗荷の実 何日か前に、連れ合いが、茗荷の赤い花が咲いている珍しい…

今日から報恩講 2021

木々も合掌

瞽女さん

瞽女さんについては、『能都町史』口頭伝承で、民謡を扱ったあたりからかなり関心を持った。町史執筆は昭和54年ごろなので、40年以上の関心事となる。 伝播の問題は難しいということを五来先生から直接窺ったことがあり、なんとはなしの関心事にとどまってい…

『編み継ぐ』御供田あい子詩集 追弔谷内正遠木版画展 瞽女さんー世界の感触を取り戻せ!

『編み継ぐ』御供田あい子詩集 御供田さんから恵与さる。 御供田さんは昭和13年生まれ。川柳の方で名高い方だったが、この度詩集を編まれた。 人生の深みと、生死を越えた永遠性とでもいおうか…が絡まり合い、えも言えぬ大きな世界に導いてくれる詩編集だと…

虎石墓

河北郡にあるお寺の墓石。ここに曾祖父の妹が嫁いでいる。 曾祖父・松谷円辰 ダルマ和上の異名があったという曾祖父・松谷円辰。 『とも同行の真宗文化』(p24~25)に、次のように書いた。 [出典]「座談会 芸能の風土・芸能民の歴史」『月刊百科』一一 …