とも同行の真宗文化
大地原誠玄の里。近くに蓮能尼の里がある。 誠玄は、明治17年(1884)にここで生まれた。 東 昇ーウィキペディアより編集 農家、父・元二(もとじ)、母ケサ亀の8番目の子どもとして誕生。兄たちは早世し3人兄姉になる。川辺は特に旧島津藩の念仏禁制…
門徒さんのアンヨウジさんが感染防止の啓発看板、ステッカーをお作りになった旨、21日の北國新聞朝刊に載っていた。 その日の夕刻、安用寺の上に「西勝寺」を貼ったステッカーを安用寺さんがお持ち下さった。 西勝寺掲示板は、例年だったら「蓮如忌」案内を…
大桑先生が還浄なさった。 14日。 その日のうちに何人かから連絡があったが、門徒葬の前にあまり知られたくないのかと、静かに当寺で手を合わせていた が、今朝の新聞に載った。 北國新聞 北陸中日新聞 写真は、大谷大学退官記念会、最後の講義のあとで、…
法藏館友の会メンバーなので、今日、「2020年仏教書総目録」「法藏館図書目録」が送られてきた。 書店ニュースや出版案内も入っている。 書店ニュースに、『妙好人千代尼』が載っている。 このニュースは、すでにメールで見ていたのが、あらためて見るとすご…
講義の中止、延期が続く、今日この頃 コロナ騒ぎは、益々混迷の度合いを増している。 そのような時の桜開花は、 明日ありと思ふこころのあだ桜・・・を思わせる。 聖人御出家の頃の世情ー「方丈記」、源平の争い―1173年から1262年の御一生に36回の改元があった…
先日、真宗の某要寺の倉を見せていただいた時、厨子に入った善光寺式如来三尊像が仕舞われているのに気づいた。 側に、高僧木像も二体あった。 カメラが壊れていたのと、調査が目的では無かったので、ちょっと奇異な印象で立派な善光寺式如来像と彩色も綺麗…
埋文評議員会のため、金沢へ泊まりがけで出かけた。 その前後に、中能登町寺院、鶴来別院を調査することが出来た。 文化論のために太子画像讃を体系的にまとめており、3カ寺の讃を追加できた。 みなさん太子画像に讃があり、しかも様々な種類があることをご…
今日17日は、坊守会研修で七尾に行く予定だった。→中止 27日同朋会推進員研修会→4月に延期・会所当寺 29日 12組門徒会中止。 数日掛けて資料を作り、しばらくすると次に講義の準備、の日々が無くなったので、たまりにたまっている読みたい本が読めそう…
昨日、『真宗文化論序説』を進めるために、先学の問い―戸坂潤、五来重をなぜ取り上げたかをメモ書きした。 富来郷土史の会で戸坂を語る時、哲学者はどのように戸坂を見ておいでるのかを確かめるべく、当時京大においでたはずの海恵宏樹さんをお訪ねして、戸…
親鸞聖人伝記と本願寺欄間彫刻・二十四孝を唄ったお座船歌「二十四孝」。 ※本文をクリックすれば文字が大きくなります。 今様の流れが生きている歌詞をたどって ―幕府お座船歌―加賀藩お座船歌ー福浦船歌ーまだらーをたどったことがあった。 以下のブログ記事…
在家御座、門徒御座中心の行事だから、聖人ご命日の今日で今年度の満座。でいいのだろうな。 例年、春近しを感ずる日々なのに、今年は全く雪がなく、24日からの5日間に2度粉雪がちらついた。 今朝、鐘撞きに出て、屋根が白くなっているのに気づいた。 夜、…
今日は聖徳太子祥月ご命日。 親鸞聖人にとって六角堂夢告をはじめ、和国の教主として出会って行かれた方だ。 お朝事の御和讃が、 たまたま 皇太子聖徳奉讃 愚禿善信作 の5首目からだった。 南無阿弥陀仏・・・ 他力の信をえんひとは 仏恩報ぜんためにとて 如来…
『蓮如と真宗行事』『蓮如上人と伝承』『妙好人千代尼』。 今まで本にした3冊の間に書いた論などで、載せた論集や書物がもう市販されたいなかったり、手に入れにくいものを一つにまとめておこうと真宗文化論(仮題)を進めていたのだが、 先日、夕刊紙に、新…
このところのウイルス騒ぎで、日本最初に電子顕微鏡を作られ、病原菌にバクテリア以外にウイルスがあることを突き止められた東昇氏―妙好人でもあられる―関係の著書が、今こそ読まれるべきではないか…の思いで、お嬢様の藤井雅子氏と連絡を取り合った。 おじ…
『末世目覚草』には文政五年(一八二一)~弘化五年(一八四八)の様々な出来事 ーおかげまいり、本山、疫病が流行り、藩から御殿医を十八人加越能へ派遣。一人が本屋で五日ばかり逗留― 時疫薬の調合方法まで記されている。 そこに、本山講者徳龍(香樹院)…
量が多いので500ページ分ほど別刷りにし「参考資料」にしたてた。 自分で書いて、しかも書いた本などがもう売っていないか、手に入りにくいものだけに絞っていく。 予定が多すぎ、参考にしたい論や、レジメ類は別に「資料」編を作り、必要な時に使えるように…
私が真宗を学んだ方は、教師修練の前期・後期宿泊研修で指導なさった方々が最たるものだ。 修練は2回あって、前期は木村映了師、後期は伊勢谷師。 伊勢谷氏の動向を最近のFBで知ることができた。ずいぶんおやせになっておいでる。 思いは飛ぶ。 かつて入院暮…
舞台の記事。写真は昨年5月撮影。拾塵記を読み合わせる勉強会があってもいいと思う。
真宗文化論の御説教から民話への流れの中で、異質なものに白比丘尼伝承がある。なぜ、それを取り上げているのかを書いている時、さんにょもんなどまとめた本の紹介があればいいと思い、また。猿鬼の書写本翻刻があったはずだと探すが見つからない。 何度も何…
今週は少し動きがある。17日の坊守会研修のおり、 5月に一日研修を予定している行き先の案を提出しなくてはならない。 考えてみた。 適宜選んだり、時間を掛けて説明したりになるだろう。現地を歩き・・・と考えると楽しくなる。それにしても見やすい地図が作れ…
背表紙青は普通のコピー折って作ったもの。そこから参考文献、レジメなどを別立てにし、裏表印刷にしたのが黒背表紙。文化論で扱う書き物のおおよその厚さが分かった。あとは核になるものを決め、残りは参考に要点を記せばほぼ出来上がる。もっと綺麗に出来…
21分冊 目次のタイトルごとに綴じてあったおよそ250篇のホッチキスをはずし、ほぼ目次分類に合わせ21冊に綴じ直した。ホッチキスは100枚綴じまでのものを購入し使用。 製本テープで背を覆い、タイトルをつけた。 やっているうちにだんだん紙の素朴な美が失わ…
目次 19頁 『蓮如と真宗行事』から『妙好人千代尼』の間の真宗関係著、新聞記事、インタビューなど、今となっては目につきにくいものを時代・地域の証言として表に出すべく整理している。ほぼ1990年~2018年の文など。18項目に分類した。 あとは、A1~E5の項…
大桑斉氏著『江戸 真宗門徒の生と死』方丈堂出版 大桑さんからいただいた。 そんなに本を読んでいるわけではないが、これは名著中の名著と評価されていく本だと思う。 タイトルからは想像できないが、第一章臼杵の慶念、第二章加賀の任誓、以下薩摩の千代と…
「臥龍文庫」書斎。この格調、似合う書籍とならべてみた。 書道体系、正続群書類従、日本文学大系、 発掘報告書 民俗学関係 和綴書籍 漢文大系、文学書 といった書籍類を一つの建物に置いていて、 かつては別宅と言っていたのだが 臥龍山の中心飯田城山の麓…
「西勝寺」は16ページ。県立郷土資料館(現在の石川歴史博物館)紀要。資料館は元四高(現在・近代文学館?)にあった いつだったか、どういうときだったか、歴博の学芸員さんと話していて「蝦夷錦」の話題になった。当寺の寄進札に「蝦夷錦」の文字があった…
Dグループの3=「葬制」。10,5ポイントでは48ページになった。 umiyamabusi.hatenadiary.com ほぼ十日前、中能登町で鵜祭について話した折、金沢大学の学生が論文を書いているので見解を聞きたいと、会場に来ておいでた。講演前のわずかな時間、調べている…
放たれた鵜が向かうと伝承する能生白山神社と「鵜祭」を書いた『金春』月報2009年5月号 ※能生白山神社は2008年4月21日撮影 今までの解説では、生け贄としての鵜を運ぶのが鵜様道中とされていたが、謡曲の詞章を分析すると、未来に仏となる、尊い思いを持つ鵜…
午後は、中能登町能登部下カルチャーセンター「飛翔」で今年最後の講演「能登の宗教風土と謡曲「鵜祭」」。ウタイだから能登の歌を唄ってくる。 と張り切って出かけたのだが、一曲も歌わなかった。 どさくさ紛れに、時衆の節と関係あるのではないか?といわ…
鵜祭のスタート地・鹿渡島、一文を書いた「金春」 18日(月)四組合同坊守会研修(於能登教務所)を終え、今年の坊守会、門徒会、推進員、法話などを全て終えることが出来た。 昨日は、NHKの方々が話を聞きに来られた。90分能登の風土と海についてお話しした…