感染防止ステッカー

門徒さんのアンヨウジさんが感染防止の啓発看板、ステッカーをお作りになった旨、21日の北國新聞朝刊に載っていた。

その日の夕刻、安用寺の上に「西勝寺」を貼ったステッカーを安用寺さんがお持ち下さった。

西勝寺掲示板は、例年だったら「蓮如忌」案内を掲示している時期だが、今年はお参りのみ。

2013年の親鸞聖人ご生誕850年、立教開宗800年のポスターを掲示しているが、あまりにも先だ。

今朝、雨が降っていたけど、貼った。

貼りながら、寛正元年の疫病の流行、大飢饉の年、左京区一帯に8万2千本もの卒塔婆を供養に立てて歩いた僧がおられ、大釜で粥を炊いてあたえなさった僧たちがいたものの、粥をいただいた人々が次々に亡くなっていった(『壁山日録』)ことを思った。

 その時、蓮如上人は近くの大谷にあって、おそらく出歩かず、翌2年「筆始めの御文」をあらわされた。

 疫病流行の最中に、静かに教えをどう伝えていったらいいのか、幼子を残して先立たなければならなかった親の悲しさに、どう教えから分かりやすく伝えることが出来るのかを、お考え続けていたに違いない。

 

 

西勝寺は新型コロナウイルス感染症の早期終息を願っています。

 

 

 

 

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中の写真のぼやけは、雨粒