海恵宏樹さん
昨日、『真宗文化論序説』を進めるために、先学の問い―戸坂潤、五来重をなぜ取り上げたかをメモ書きした。
富来郷土史の会で戸坂を語る時、哲学者はどのように戸坂を見ておいでるのかを確かめるべく、当時京大においでたはずの海恵宏樹さんをお訪ねして、戸坂について聞いた。
そのことについて、文中に書くことになったら初校あたりをお送りして、書いていいかを確かめなければならないな・・・と漠然と考えていた。
今朝の朝刊「おくやみ」欄に御西帰なされた記事が載っていた。
3月9日、85才 合掌
私は、初任の羽咋工業時代に、高浜高校においでて、長身・背筋をスーーっと伸ばし理路整然と語っておいでた海恵さんを存じ上げている。
その頃、海恵さんは、30代だったのだ・・・。