聖徳太子祥月ご命日

今日は聖徳太子祥月ご命日。

親鸞聖人にとって六角堂夢告をはじめ、和国の教主として出会って行かれた方だ。

 

お朝事の御和讃が、

たまたま 

皇太子聖徳奉讃 愚禿善信作

の5首目からだった。

 

南無阿弥陀仏・・・

他力の信をえんひとは

仏恩報ぜんためにとて

如来二種の回向を

十方にひとしくひろむべし

 

南無阿弥陀仏・・・

大慈救世聖徳王

父のごとくにおわします

大悲救世観世音

母のごとくにおわします

 

南無阿弥陀仏・・・

南無

  阿弥陀仏・・・

久遠劫よりこの世まで

あわれみましますしるしには

仏智不思議につけしめて

善悪浄穢もなかりけり

 

南無阿弥陀仏・・・

和国の教主聖徳皇

広大恩徳謝しがたし

一心に帰命したてまつり

奉讃不退ならしめよ

 

南無阿弥陀仏・・・

南無阿弥陀仏・・・

上宮皇子方便し

和国の有情をあわれみて

如来の悲願を弘宣せり

慶喜奉讃せしむべし

 

南無阿弥陀仏・・・

多生曠劫この世まで

あわれみかぶれるこの身なり

一心帰命たえずして

奉讃ひまなくこのむべし

添え

(聖徳皇のおあわれみに)

護持養育たえずして

如来二種の回向に

すすめいれしめおわします

   願以此功徳

   平等施一切

   同発菩提心

   往生安楽国(帰三宝偈・勧衆偈・十四行偈ー善導大師作)

 

 

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ここ以外では出会っていない二面太子像

正永寺蔵。1994年1月30日撮影。

2年前にお聞きした時、もうこの行事はなさっていないとのことだった。写真が24枚ある。おそらく正永寺さんはお持ちでないだろうからおあげしなければ・・・と思ってしまった。

当寺の無讃の16才太子画像をこの文に添えようと思ったのだが、二面太子を思い出した。行事がないとすれば多くの方々が二面太子が存在し、太子=観音の一体となっている像があることも知られないままになってしまう・・・と考え、載せたのだが、さらに写真をおあげすればいい、に思いが広がったのは困った。

が思った以上春勧化が終わったらおあげしてくる。

ところで、今年は太子何回忌に当たるのだろう。

 立ち上がるのに時間がかかり、使い慣れた学生時代からの辞典を見るのに天眼鏡を使い、ようやく西帰(この言葉は、つい先日祖父江さんのFBで知った。アァーがあって、胸にしみた。もったいなお言葉を使わせていただく)なさったのが622年。

今年は1399回忌か・・・・・・。