2008-01-01から1ヶ月間の記事一覧
今日の揚浜。冬の塩田も、もう少し冬眠します…のようで悪くない。19日の記事中、朝日。 県指定になるころの様子。たれふね作りから翌朝の塩が湧き上がり、にがりと分けていく詰めの作業。青いシャツ姿が豊さん。中心は菊太郎さんの時代。この写真は、当時富…
今、頭の中には、橋幸夫の「流転がらす」と「逢いたいぜ」、時には「太陽だって泣いている」が流れまくっている。「流転がらす」の出だし「かーぜに吹かれて…」「逢いたいぜ」の出だし「ちぎれ雲だって逢うときゃ逢うさ…」の出だし「かー」が伽陀〈かだ〉の…
蛸島の人から電話をいただいた。公民館活動などで講師をしたりしている方のようである。資料館友の会で何度か各地を一緒に巡った方のようでもある。電話なので、はっきり分からない。今朝TVで、私が鈴木大拙について語っているのを見た。とおっしゃる。今日…
文化4年(1807)は、大沢で長太が雄ムジナを退治した年。『加賀藩史料』では、翌年正月の項にこのことが載る。牝ムジナの願いにより、ムジナの法要が営まれたのは文化8年(1811)のこととされ、上記の書物が刊行されたころ、のちに世に知られることになる一…
鳥翠台北巠(行人偏なしのケイ)著同書は文化4(1807)年4月「新彫」、すなわち刊行。京都・江戸・大阪書林などが関わっているから全国版巡杖記。『日本随筆大成第18巻(第2期)』吉川弘文館に載る。全五巻構成で巻之一 加賀国之部 「菊酒の故実」、ツチノコ…
安宅夏夫氏から。JTBパブリッシングというシリーズのようで綺麗な本だ。
日本民俗学では、初期の聞き取りである柴田道子氏の『被差別部落の伝承』、宮田登氏の「白のフォークロア」論をはじめ、赤松啓介氏の諸著など、随分この分野と関わり、恩恵も受けているはずだ。特に宗教民俗分野とのかかわりは大きい。であるのに、学会が「…
安田理深師の「光雲」の説明がすごい。本日(2008年1月23日)「高木宏夫先生を偲ぶ会」から届いた案内文中の部分。後、次の冊子が送られてきた。高木宏夫先生を偲んでー寺川俊昭氏法話
江口喜久男氏の文が載っている「同心」。確か江口氏の出身高校は福岡県の明善高校だった。私と同じ下宿に、同志社大の学生で同じ高校の出身者がいた。その人から、「江口はワンゲル部員で、ザックに石を積め、いつもひとりで(他に部員がいなかった?)黙々…
秘歌などで知られる「霜柱…」の歌は、下句が「露のふき草」であることが多く、それに対し、能登の宝立(宝立)・羽咋、中島などに伝わっているのは「水垂木かな」であることを先日5日のブログ上で確かめた。特に鵜島酒屋家の和歌が著名で、『能登志徴』はじ…
18日文部科学相に答申された。石川県では「奥能登のあえのこと」「尾口のでくまわし」「能登のアマメハギ」「熊甲二十日祭の枠旗行事」「青柏祭の曳山行事」「気多の鵜祭りの習俗」についで7件目。平成4年の県指定に向け伝承者・角花菊太郎氏のところへ随分…
今朝は冷え込んだ
15日小正月。休み日ではなくなっている。でも、年賀状お年玉の抽選はやったのだろう。かつてはどこかの歌劇団の人たちが華やかに矢を射た光景があったような気がするのだが、今年は新聞誌上にさえ気が付かなかった。大イベントだったのに…それにしてもインタ…
『能登志徴』下p357に「沙門唯観伝」が載る。そこには「緇白(しはく)往生傳に、僧称意。諱唯観。能州珠洲郡藏見郷人也。…奄然而化。寛文十二年八月二十五日亥時也。云。」とあり、「緇白〈しはく〉往生傳」が引用されている。 その次に引き続き他文献の引…
数日前に文の途中に見出しを入れる方法を知った。 そこに具体的な見出しをつければ、ちょっとした辞書になる。 今、何月何日までというわけではないものと、とっくにやり終えていなければならないものが交りあって どのような形で進めていけばいいのか、迷っ…
大拙の珠洲を知る上で、現資料から知ることが出来るのは、どこに下宿していたかである。畠山家の方は永松関著『蛸島の移り変わり』に詳しく書いてあり、『珠洲郡誌』にも町長で名が見える。一方の上野左衛門という名は、出てこない。『蛸島の移り変わり』に…
10日に、TV番組「石川大百科」に関し、鈴木貞太郎の下宿先を訪ねた。そもそも、話があったのが12月21日。電話でだった。ブログには書いていない(書けない)が、その日の朝、私にとって極めて大切な方が入院先の県立中央病院で息を引き取られた。それこそ西…
永松関著『蛸島の移り変わり』1977(昭和52)年11月刊この間に生じた疑問を確かめるため、古本屋から手に入れた。1989(昭和64)年刊行の本である。9通の珠洲発書簡が載っている。1,明治21年7月1日「能登珠洲郡蛸島十ノ四十七番地」2,7月19日「珠洲蛸島…
新聞連載がこのような本になっている。著名な『つのぶえ』。見るのははじめて。発行元が橋本ときお方である。若い頃、橋本ときおさんの『ひとりぼっちの政一』『百様タイコ』などを読んで、文のきれいなこととしみじみした内容にすごく打たれたことがあった…
去年の冬は暖冬だった。一昨年は相当雪が積もった(はずだ…記憶は曖昧) それで、一昨年は伝道黒板に金子みすゞの詩「上の雪さむかろな。つめたい月がさしていて、…」を書いていたのに、去年はみすゞ氏が伝えた上の雪、下の雪、そして中の雪に対するおもいやり…
去年発行されたある報告書を見ていたら、次の写真に出会った。能登の資料でもあるので、考えてみたい。解題・解説は次のようになっている。解題「書跡では……覚円が「霜はしら 水の波まに/雪のけてさすすみまても/水無木かな」と詠んだ覚円書が注目される。」…
3日飯田町太子講。その飾り。飯田の場合お内仏さん前で「阿弥陀経」。二幅ある太子画像の前で「正信偈」「聖徳太子奉讚和讚」を6首あげる事にしている。
12月8日、安宅氏より。28年前の1980年。当時県立高校の教員をなさっておいでた安宅先生たちと「石川県高等学校図書館郷土資料総合目録」を作成した。その時の委員8名に能登からは四柳嘉章氏と私が参加していた。それがご縁となったはずだ…安宅氏が中心となっ…
○書かないでいた11月下旬、その頃から頂いた書籍。 正月これらの著書を、今度はジックリ読み進めて行くにはどういう組み合わせがいいのだろう…などと、計画・プラン倒れがちになっている。 今年こそ紙背徹するくらいに読もう… それぐらい前向きになってもい…