2007-09-01から1ヶ月間の記事一覧

日本民俗学会用 御消息資料

18日から昨日23日まで、準備期間が充分有るはずだったが、飛行機の中で送付した論を眺めていたら、註に相当乱れのあることに気づき、坊守会の後には註の見直しを行い、18日には新聞紙上でお近くの円照寺ご住職・石井寿三雄さんー推進員養成講座で声明を教え…

能登教区御消息調査と御消息の意味

昭和60年から14年間かけて佐藤義裕氏、木越祐馨氏、私とで能登教区の御消息調査を行った。総計1272通もの御消息を撮影し、報告書を出しつづけたのだ。それを分析して、懇志御書期、お巧み御書期、御文御書期、これらの混在期と大きく4期になることを時代背景…

8組坊守会ー金藏円徳寺さんー 17日ー輪島市

17日は午前の便で帰宅し、すぐ八組金藏円徳寺さんで坊守会。14日までにこの日のために資料を2枚作成し、車に積んでおいた。もし飛行機が遅れたら、連れ合いは故郷タクシーで家に、私は直接会所へ向かうという段取りでである。講義では、白文の正信偈をお渡し…

山梨の旅 15(土)~17(月)日ー横溝正史ー

先週末は東京~山梨に行った。東京で義父母のお年忌を務め、叔母たちと笛吹市へ小旅行をした。そして、日も暮れてから神奈川県生田にあるお墓にお参りした。代々木に在ったという横溝正史氏の書斎が、笛吹市に移築されていた。

お彼岸中日・宣如上人御書

昨日はお彼岸の中日。吾妻町上げ御講と彼岸会。御書(御消息)は宣如上人。宛所は「能州鈴郡飯田町 廿八日講中」。宣如上人の在職期間は慶長19年(1614)から承応2年(1653)の40年間であるから、この御書は、古い。いわゆる懇志御書である。珠洲が鈴、飯田が町立…

紫会 会所(えしょ)皆月善行寺さん 9月11日ー輪島市

紫会の様子。休憩の後。いつの間にか講義・作業の流れ…。

沖ゆくフェリーー珠洲市

午後6時40分。曽々木を過ぎて間もなく、灯りを皎々と灯した客船が沖を進んでいるのに出会った。大きなフェリーが近海を通るのはよく見かけるが、この時間帯に灯りがついた船に出会ったのははじめて。

海辺の田・ハザ(稲架)ー輪島市

11日紫会坊守会。会所旧門前町皆月。間垣で知られる上大沢から西保海岸・輪島・曽々木・大谷を通って帰った。海辺の田には、能登の原風景の一つがある。午後5時37分上大沢集落過ぎ。5時40分5時55分6時。輪島市鵜入町集落過ぎ。今回も時間調節に失敗。景色の…

「目連尊者」ー高梨一美さんー

日中は蝉がジャンジャン鳴き、夜は秋の虫がうるさいほどに音を競い合っている。 前日の『東アジアの祭祀伝承と女性救済』について、思い出したことを書く。 確か高梨さんが金沢に帰っておいでたとき、実家近くの喫茶店で会った。 その時、目連尊者について、…

能登の「目連尊者」ー七尾市

目連尊者の歌と踊りは、真宗大谷派能登教務所の同朋大会の折に見ることが出来た。蓮如上人・シャシャムシャ踊りといっている系統の踊り(加賀・小矢部ライン)、さらに輪島三夜踊りにも残る古態を伝える踊りだった。その時解説したのだが、それを聞いておい…

能登島の薬師ー正願寺さんーー七尾市

正願寺の地は能登島の西東部である。やはりというか、薬師の伝承と薬師を祀ったお寺を引き継いだとの伝承がある。「能登の薬師信仰」(民衆宗教史叢書12『薬師信仰』雄山閣 1986年11月)を書いたときには気づかなかった。

能登空港にて

2日。能登空港で能登町の観光ボランティア立ち上げ大会があった。初参加の能登町はもう法被まで用意している。8日に案内したとき、法被によって「小千谷、闘牛」グループ、十日市から参加しているグループがあることが分かった。私に師範出ですかと聞いた年…

百日紅

子供の頃、西勝寺の百日紅を見て育った人が広島に嫁ぎ、最近グループで輪読会で、私が書いた『蓮如上人と伝承』を読んでいます、との便りが届いた。 今、あの百日紅はこんなに花を咲かせています。

『近世の遊行聖と木食観正』西海賢二著

西海さんから立派な本を頂いた。健筆の代表。頭が下がる。木食=もくじき、と読む。廻国先に珠洲も地図上に示されている。

「北陸風景街道交流会議」参加者案内ーおぢや元気プロジェクトー珠洲市、輪島市

カメラは持っていくのものの、カード(フイルム)を忘れる日が続く。8日は北陸風景街道交流会議の一環として行われた奥能登絶景街道のガイドをしに出かけた。7日の県民大学校1日ガイドー能登島・七尾東海岸の旅ーの後、当然ながら疲れて寝てしまう。そのこと…

「門徒の暮らしと民俗ー民俗語彙は何を表現しうるのかー」

9日はズート原稿書き。最近は新たな原稿を書かないことにしている。まして論文は…。なので、それで、執筆できますか?とか、発表できますか?と届く葉書は無視している。そうしていれば、締め切りが過ぎ、原稿は書くといったはずだったけど書けなかったのだ……

県民大学校能登校バスツァーー能登島・七尾東海岸ー

7日。台風を気にしながら、県民大学校能登校バスツァー引率。能登島閨観音堂、祖母ヵ浦専正寺(おんば様・懸仏・石山合戦の旗・薬師像など)、今も大晦日には村人こぞっておんば様が住んでいた地・カタネでお勤め(お参り)があるそうなのだが、そのカタネ(…

『東アジアの祭祀伝承と女性救済』高梨一美さんが関わった本。

「完成本ご送付」に「まことに些少な献本に止めざるをえませんこと…」とあったり、次にのせた「刊行にあたって」( この文は、今の学問と出版状況をよくあらわしている )にも「諸条件がぎりぎりのところで作られたものなので、広くお分けすることができませ…

「真宗門徒の日々」原稿送付

朝3時過ぎにようやく原稿「真宗門徒の日々ー民俗語彙は何を明らかにし得たのかー」(註釈とで400字詰め60余枚)を書き上げ、編集委員さんにメール添付で送った。ところが、一太郎、ワードをやりとりしたため、振り仮名が本文と重なってしまい、行間を空ける…