「門徒の暮らしと民俗ー民俗語彙は何を表現しうるのかー」

9日はズート原稿書き。
最近は新たな原稿を書かないことにしている。まして論文は…。

なので、それで、執筆できますか?とか、発表できますか?と届く葉書は無視している。
そうしていれば、締め切りが過ぎ、原稿は書くといったはずだったけど書けなかったのだ…、
と忘れ去られていくだろうと、勝手に考えている。
だが、その問い合わせ以前に、例えば後輩の前だったら、
(偉そうに)書くよ、とどこかでいってしまっているようなのだ。


このあたりも都合の悪いことは忘れるので、…ようなのだ、にしておく。
編集責任者とすれば、一度書きますといったのだから、締め切りが済んだところで、
年寄りでもあるし、無視できない。
どうなのでしょうか…と問わざるを得ない。
そこで僕は、ギリギリ何時まで?と必ず聞いてしまう。
そして、ギリギリには間に合いそうだと、
なぜか思ってしまうのだ。


じゃあ、遅れていてすみませんが、書きます。と返事する。
そのギリギリが10日朝だった。
中身はともかく、唇にクサを作りながら衰えきった体にむち打ち、
ズーとパソコンを打った。
目は大丈夫なのだが、指先が駄目で、5文字に2文字ほどは打ち間違える。
そんな状態なのに、忘れて引き受けてしまう。


しかも、早い段階から、書くと言った時点で、
本箱一列分の資料を並べて、準備だけはしてあるのだ。
数百枚の論文を書くつもり程の、大いなる問題意識はあるのだが…。
だが…。だが…。


間違いなく書いて送りますと言った時点で、
英文のタイトルが出来てきた。

「The Days of Shinshu Adherents ; what do The Folk Vocabulaies Reveal?」
格好いい!
こういう論文を書いていますと人前で披露したい。
だがAdherentsの発音が分からない。