2008-04-01から1ヶ月間の記事一覧

『珠洲散策のーと』

『珠洲散策ノート』ができたので、中日、北國新聞で紹介してもらった。どちらも能登版、きた能登版なので、能登以外の人はこういう本があることをお知りにならないであろう。それに、販売しているのか、どうしたら手にはいるのかは、記事では分からない。 そ…

ここは江崎ー輪島市

23日。午前中は富来町郷土史研究会で講義。演題は「水と宗教」午後は、門前町江崎・応覚寺さんで紫会講義。この付近の風景は、新潟もいいが、能登もいいぞ…の一つの代表。

居多ヶ浜・五智国分寺・山寺薬師・新井別院・小黒女房の里・高田寺院群

居多ヶ浜 21日午後3時過ぎ、御流罪の地、居多ヶ浜に着く。 五智国分寺 聖人がおいでになった「竹之内草庵跡」。上杉謙信が国分寺として再興。 鏡の池 像を刻むために聖人自ら姿を映したと伝わる「鏡の池」 光源寺さん(さん、以下略) 本願寺派国府別院 竹ヶ…

高岡~能生白山ー聖人御旧跡ー

今、妙高市・妙高が真正面に見える旧新井市で泊まっている。昨日は高岡に泊まった。一昨日大きな仕事を終え、週ごとに通っている金沢へ行き、高岡まで足を伸ばした。5月14、15日に紫会で親鸞聖人の御流罪地、関係寺院から恵信尼公の故郷、山寺薬師をめぐる旅…

珠洲・須須・鈴

会長の村本さんから「あなたを会員に推薦している人がいるので(会に)入らないか」と、お誘いを受けて会員に加えてもらった。ついては、何かを、とおっしゃるので甘えて書いた。先日、加能民俗の会で村本さんにお会いした時、推薦なさった方は杉本晴介さん…

地域自慢

ジャンルが分からないので、民俗資料にしておこう。桜田酒造(蛸島町)の銘酒ー「すず万葉美人」。「珠洲の海に朝開きして漕ぎ来れば長浜の湾に月照りにけり」大伴家持『万葉集』巻17からの命名。絵・構成は西のぼる氏。彼は今年の三月いっぱいまで「北陸中日…

よくある、こんなことも…

矛盾しているが、滅多にないけど、こんなこともあるさ。こともある、ではないだろう。よくあるじゃないか。アサヒ缶ビールを飲み、缶に貼ってある応募券をスチール本箱にペタペタ貼り移しておき、まとめて応募する日が来るのをちょっと楽しみにしていた。ケ…

「彼岸の人」長田弘

本山(東本願寺)から、「お彼岸・おひがん」という冊子がでている。全部で16ページ。50円。そこに、長田弘さんの「彼岸の人」という詩が載っている。47行の詩だ。見開きページの背景いっぱいの写真は山岳と森に続く平原の一本道。朝もやの棚田森とみずうみ…

今月の八組坊守会ー輪島市

今日は八組坊守会。照光寺さんへ行く道渋田の里どこで何を話したのか混乱の極みなので、月ごとにベースとなる資料を作り、それで押していこう、と決めた。今月は8日釋尊降誕會、花祭1日親鸞聖人誕生会そこから生死を超える道に出会わせていただく機縁が生ま…

真宗、生と死

ウグイスが鳴き、お釈迦様の誕生日、県内各地では高校入学式。今日から、紫会研修旅行の下調べに上越方面へ行く予定にいたのだが、ちょっとした用で一週間延ばし。そこで、整頓。『お念仏とは何か』金沢…時間があるとなれば本屋さん。空也上人からの念仏の流…

宮本常一生誕百年など

『なつかしい話』帯「宮本常一生誕100周年 日本古代の海人族の活躍、中世の自由な語りの場「宮座」の意義、柳田没後の民俗学の可能性、いろり端での昔話や民話の魅力などなど。失われた日本の豊かさを話芸の達人が存分に語る。」『石川県史資料』この本は背…

郷土の本

『こぶり石』松田弘さんから。松田さんは『能登のくにー半島の風土と歴史ー』を仕掛けた人でもある。こういう仕事を残しておかなければならない…と、あとでじわーっとくるいい仕事(作品)を、ずいぶん手がけてこられた。これも、その一冊。一気に読んだ。『永…

12組門徒会ー大槻三忍寺さんー中能登町

門徒会会所大槻三忍寺さんからの光景。田に続く道の延長には七尾城山がある(ようだ)。今回は、前組長任期中に決まった日程で、次の体制ではどうなるか分からない。そういう目線があったせいか、年に2回しかお会いしていない方々だけど、ずいぶん懐かしかった…

地蔵さん・板碑-金沢~七尾ー

金沢の親戚の前坊守が亡くなられ、3日が通夜、4日葬儀・還骨・初七日、5日口能登大槻で12組門徒会があったので、2泊した。金沢からは「五郎島」を通って帰った。水月院というところに「大乗妙典塔(天保15年・1844)」と「西国三十三所観世音」があったので1…

椿、ザゼンソウなど

お寺の後ろには椿が数本、その一部が狸の側に。4月2日の朝日新聞にザゼンソウの記事が載った。それで我が家のザゼンソウも今撮っておかなくては、と撮影した?このザゼンソウは、能登の北限。記念すべきザゼンソウなのだ。が…鳥が運んできたのか、何らかの工…

『黒い雨』に登場する門前出身のお医者さん、そして「アマンミヤ(雨宮)」

この作品は井伏鱒二の名作『黒い雨』の一部。ここに登場する乗岡医師が、この前の会所だった寂静寺乗岡家出身のお医者さんなのだ。この作品を読んだ方が、姓も珍しくどう見ても僧侶名なので、ひょっとしたら…と問い合わせてくることもあるそうだ。その話をし…

舞台「鈴から珠洲へ」

今日の夕刊(北國新聞)に載った。珠洲=ススミ(烽)語源説というのがあって、どの角度から見ても、言葉はきついが思いつきに近いのに、その語源説が出回っている(ように見える)。「烽(すすみ)」なのか「煤(すす)」なのか、ごっちゃになって、イメージまでもよ…

「盛衰記」ってセイスイキ、ジョウスイキ?

②「源平盛衰記」に振り仮名をふってない。私はずーとセイスイキを使ってきた。ジョウスイキ派も多い。栄枯盛衰(えいこせいすい)ならセイ、盛者必衰(じょうしゃひっすい)ならジョウ。角川日本史辞典はセイスイ。岩波広辞苑はジョウスイだそうだ。広辞苑とは「…