舞台「鈴から珠洲へ」

今日の夕刊(北國新聞)に載った。
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珠洲=ススミ(烽)語源説というのがあって、どの角度から見ても、言葉はきついが思いつきに近いのに、その語源説が出回っている(ように見える)。
「烽(すすみ)」なのか「煤(すす)」なのか、ごっちゃになって、イメージまでもよくないススミ語源説に、微力だけど、何か言わなくては…の思いがずーっとあった。


今度の『珠洲散策のーと』で、スズ・珠洲・須須・鈴の例を400字原稿用紙30枚で紹介する。それを「加越能の地名」32号で4枚ほどにまとめた。間もなく発刊される。
何を書こうか?と考えた時、
そのことを、この「舞台」でも触れようと思った。
約600字、このような題で書かせていただいた。


少なくとも「鈴」は藩政期までに唱えられた。
一方の「烽」は昭和50年代に言い出されたのだ。


狼煙(のろし)の方々は、今、地域起こしで頑張っておいでる。
一つのスポット紹介の意味もある。


「ダッキャマ」は、28日仏教会の関係で狼煙方面へ行かなければならない用があり、食堂のおかみさんと話していて、つかんだほやほや情報。
「あの山、ダケヤマともいいますね?」
「エエ??」
「ダッケヤマ」
「ダッキャマ、けー?あんたさん、ダケヤマっておっしゃるもんでわからなんだわね…。おいね、ダッキャマならそういうわねー」
ーここで珠洲弁モードに転換ー
「おらー珠洲のもんやけど、ダッキャてがぁー、スズガダケからきとるげわ、のきゃー」
 「スズガダケて、ほんなが聞いたことないぞきゃー。山伏山ていうとるわいね」。


 その日の午後、ダッキャマ、忘れない間に、ダッキャマと…書いて、
翌朝29日原稿をメールで送った。