「盛衰記」ってセイスイキ、ジョウスイキ?

②「源平盛衰記」に振り仮名をふってない。
私はずーとセイスイキを使ってきた。ジョウスイキ派も多い。
栄枯盛衰(えいこせいすい)ならセイ、盛者必衰(じょうしゃひっすい)ならジョウ。


角川日本史辞典はセイスイ。
岩波広辞苑はジョウスイだそうだ。


広辞苑とは「他力本願」問題で、ちょっとした対話があった。
でも6版も立ち読みしたところ変わっていなかった。
世にイヤだなぁと思っている人々が声をあげ、その周りにさらに多くの人々がイヤだなぁとおもっているのではないか、との想像がつけば、
その意味を削除するのが、言葉の番人=辞典の役割ではないか。
あるいは、「~という用い方をされるが誤用」…とか。


で、広辞苑は見ない。


で、振るなら多くの人が知っていると思われる「栄枯盛衰」からの「セイスイキ」でいきたいのだけど
石川の研究者はどちらかというとジョウスイキと敢えて振っている方が多い。
で、この記事ではあえて振らなかった。
気を使っているのです。

このたぐいは「種子」シュージとシュジ
「向拝」コウハイとゴハイなど、よくある。
これらは、伸ばすか伸ばさない違いか。
和尚さんは、オショウ、ワジョウ、カショウ、三つもある。