2020-08-01から1ヶ月間の記事一覧

名畑崇先生ご逝去

石橋義秀さんのFBを開いたら、名畑崇さん(先生)ご逝去なさったことが載っていた。8月27日、87歳。 研究室は国史・日本仏教史同室で、私が在籍した時は名畑さんは30代。仏教史の非常勤講師か講師職だったようで、お話ししたことはなかった(と思う)。 名…

「とも同行」に促され書いた『妙好人千代尼』。少し研究書に近づけるとすれば…。

27日午前9時。 『妙好人千代尼』(2018年1月20日 法藏館)の補足・注釈。 ○ 蜻蛉釣り今日はどこまで行ったやら 伝千代尼作の著名な句である。2019年1月刊行の『妙好人千代尼』(法藏館出版刊)には、最初にこの句に触れた箇所(5頁4行目)では たとえば、小林…

南條文雄師筆墓碑銘

8月17日(月)鶴来の墓地で南條文雄師の墓碑銘に出会った。その時、これまでに1,2基出会った旨をかいた。一つは七尾の大泊であることは覚えているが、日記・記録ブログであるこのブログの検索を見たが記録していない。そこで、それこそ膨大な写真を検索し…

法語12ヶ月、眞宗句を詠んだ俳人、『無憂華』(同朋会推進員研修 令和2年度第二回 8月20日)

お盆過ぎの20日は涼しくなっているだろう、なごりゼミの鳴き声を聞きながら「蟪蛄春秋を知らず」とか「涼しやな弥陀成仏の此の方は(一茶)」「明易や花鳥諷詠南無阿弥陀(高浜虚子)」等を取り上げながら、コロナに気を配りながら、いく夏を惜しみつつ、勉…

暑いさなか、ちょっと各地へー鶴来、羽咋、柳田、金丸―17・18日

お盆ピーク過ぎの17・18日金沢近辺へ出たついで。空が青く、夏休み気分になって、車で体を冷やし歩く。汗だくになってまた車ーの繰り返し… 鶴来 白山市虎石墓。『とも同行の真宗文化』327頁に追加。 墓碑名号。南條文雄師。七尾市調査の折、大泊墓地で同…

お盆は

朝が早い 16日早朝―三日月の右横に明けの明星。手前の葉は柚子の木。 吾亦紅 大学4年の時、「われもこう」という名を知った。しわ寄せてたばこ吸うかや吾亦紅(赤ずきんちゃん気をつけてー庄司薫)。実物を身近に見るのははじめて。 違っていた。さよなら怪…

16、とも同行の順拝・たび 「宗祖聖人御旧跡巡拝」⑰―豊四郎順拝76~80 文化五年-1808  洛陽~江州

76 洛東中岡崎村 東御坊 祖師聖人 洛東中岡崎村 御𦾔跡 東 御坊[角印] 八月六日 77 洛北一乗寺村 北山御坊 洛東 一乗寺村 高祖聖人御𦾔跡 本願寺御門跡御兼帯所 八月六日 北山御坊[角印] 役者 78 江州 石山寺 奉納 蓮如上人(宝印)御旧跡[角印] 江州 辰八月十…

この頃の通夜説教の場

先月と昨日、金沢の違う葬儀屋さんで通夜説教をさせていただいた。 いずれも新聞に載ると多くの人が集まるので、身内だけでの葬儀の場。 今時はコロナの感染防止のため、今までならセレモニー会館が用意していた「正信偈」(声明本)を配らない。 家から称名…

3『妙好人一茶』―『父の終焉日記』「父 みとりの記」

痩蛙まけるな一茶是に有 七番日記。写真コカコーラ―自動販売機。子ガエルの行列?2012年7月15日正院・川尻境4差路で。 父の終焉日記心・身の身との別れを、熟語では示寂、西帰、還浄還帰〘名〙 (「げん」は「還」の呉音) もとの所にかえること。特に、仏の…

甲が育っていた…。

8月4日の甲。 2019年11月1日ブログ 甲が生きていると騒いだころから、9ヶ月。 甲 ピラカンサス ゆず―たわわ ※付け加えると、今、楽しんでいる一茶関係に、甲を読んだ句が無いか? そこに本文をつけよう、と考えたのだが どうも、一茶時代はカブト虫とは言っ…

2『妙好人 一茶』 ―『おらが春』、いわゆる『父の終焉日記』について

前回 『妙好人千代尼』に書いた一茶を妙好人として見ていくことについて、1『妙好人千代尼』に書いた次の文を載せました。 ○現今、俳句の愛好家は多く、講座や行事の場など、どこへ行っても、かならずといっていいほど俳句を楽しんでいる方々に出会います。…

1『妙好人 一茶』ー『妙好人千代尼』に描いた一茶 

一茶 俳諧寺 『妙好人千代尼』(2019年1月、法藏館刊)には、元禄期の千代尼と化政期の違いはありますが、同じ妙好人の道を歩んだ一茶についてもかなり取り上げました。 以下、その文を紹介します。 仏教語独自の読みをする言葉が多いので、『妙好人千代尼』…

もう8月…。

3日から 本堂前の庭で小学児童のラジオ体操が始まった。 カブト虫が二匹育っていた(雌)。 法藏館書店ニュース8月 法藏館書店新着案内に紹介していただいた。有りがたい。 絵はがき二枚。 一枚は家のブルーベリーの枝を使って作ったのだそうだが??? キシ…

15 とも同行の順拝・たび 「宗祖聖人御旧跡巡拝」⑯―豊四郎順拝71~75 文化五年-1808 丹州 

71 丹州長田村 法林寺 覚如上人筆始弥陀尊影 丹州天田郡長田村 出雲路山法林寺 役者(印) 文化五年七月廿二日 72 丹州 棚村 最尊寺 丹州桑田郡棚村 相白山 最尊寺(印) 蓮如上人[角印]御旧跡 宝物縁起 有之 辰七月廿九日 73 蓮師新御旧跡丹州相白山最尊寺略縁…

『妙好人一茶』 一茶の里

2014年9月13日(土) 一茶の里を訪ねた。 妙好人千代尼と一茶を書くためである。 二人は誰でも知っている身近な妙好人なのに、妙好人らしさがどこにあるのか、知られていなかった。特に千代尼にがそうだったので、千代尼を書いた。 同じ俳人として、千代尼・…