報恩講、報恩講…どこもかも報恩講

 

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句仏上人の句と出あった。この句はすごい。「末法の世に正法の帰り花」。一つの説話がイメージされえる。スタートは「一々の花の中よりは三十六百千億の光明照らしてほがらかに至らぬところはさらになし」から。また新たな尊い教えに出会った。70過ぎの知恵熱―眠い


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山号・経塚山。大逮夜の御和讃「56億7千万弥勒菩薩は年を経んまことの信心得る人はこの度悟りを開くべし」と山号が見事に呼応する。弥勒の私年号まで話を広げたので聴聞の方々は??状態になられたかも知れない.この付近には十三塚それにまつわる不思議な言い伝えなどもある。2日目に門前町史時代によく寄った食堂で店主さんと世間話や町の変化話をしていると、当時編さん室で事務の中心になっておられた方のご夫婦が入って来られた。奥様は坊守会講師時代にお会いしており、話が弾む。その一方で町史以降、近年何人かが世を去られており、昨日とは打って変わった日射しの中でしんみりもした。出かければ「人」に会える。


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この山の向こうが氷見。神子原あたりを望む。


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志雄明圓寺さん。初任校の羽咋工業高校教員時代、このお寺へ法話を聞きにいってから45年。


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東山圓長寺さんへ。寺紋が剣梅鉢そのもの。そういえば藩主の位牌か何かがあるという記事を見たことがあるような気がする。大谷派。もっとも金沢観光の外国人、着物姿の人たちが散策するエリアで、朝でないと車で入っていけない。町域を抜けるはずだったが、ラッシュ時になってしまう。ッシュ時間に


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10日金沢別院で大谷婦人会金沢支部報恩講。講師としてお参りさせていただいた。講義・往復5時間の運転は応えるので金沢泊。翌朝ラッシュに会わないよう6時台に出発。まず大桑善福寺へ寄り合掌。ちょっとした思い出にふける


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8日御講。11時半からのお斎。係の人の話だと1時までに大きなうねりが2度あってスムースに流れたとのこと。町のバザーのような行事になっている。


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7日大逮夜、8日の寺御講に向けての準備と、御仏供飯

写真は「末法の…」が12日、7日までさかのぼる。

忘れるので写真に説明を付けているのだが、消し忘れや「てにおは」のおかしな所に気づいても、直し方がわからない。

 この中では、東山圓長寺さんのキャプション「ラッシュ時」のところでおかしなダブリになったが、訂正の仕方が分からないのでそのまま…。


 

報恩講第一日4日(月)、テントウムシ

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4日朝第一日目


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午後からの報恩講に備え、仏旗を点検していたら、松食い虫で枯れてしまった松の切り株に小さな黄色い玉が着いているのをテントウムシの赤ちゃんだと教わった(10時半ごろ)、気にしながら通り過ぎていると変化が現れた羽根のようなものが出てきている(11時半)。そのうち引っ込み、点々があらわれた。羽をおいて移動している(12時)。近くの松二世の小さな枝に先に生まれたとみられるテントウムシがいる。枯れた松が、新たな生命の宿になって育んでいる。黄色い玉がテントウムシになっていく暖かな日射しの元の出来事に、すごく感動した。

 

「沖縄の工芸」タイ・ミャンマー・中国―アジアの漆芸ー王朝と漆器展(石川県輪島漆芸美術館)―29日(火)

 

 

 

 

 

 

「沖縄の工芸」展の素晴らしさを聞いてはいたが、なかなか行けない。

この25日(金)には、漆芸美術館館長・四柳さんが珠洲焼展を見に来られたついでに寄って行かれたこともあり、何とかと思っていたのだが、昨日(29日)ようやく見に行ってきた。

私は不器用で、間衣を折りたたむのに何度もやり直し、滅茶苦茶時間がとられるタイプなので、こういった作品を見る時は、いつもただただ感心し、同じ人である―ことにため息をつきながら見学している。

今回も、ため息をつきながら回ったのだが、

ミャンマー・タイの仏教関係の「堆漆金彩須弥壇」、同「大理石仏像」、「説話図堆漆文庫」の前ではあまりの美しさに立ちすくんでしまった。

うなだれ、おのずから手があわさる時をーしばしいただいた。

報謝―合掌の秋

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ブラリ奥能登―10月29日(火)

28日午後から、29日午後にかけて。

下の写真からの時間順

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最終地点は穴水町コメリ書店。核心を突いた宣伝文だ。


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滝又~三井道


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多分、かつての地蔵堂


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滝又町この手前に2差路、そして4差路計6差路、かつては交通の大中心地・ハブ空港なみの場所だった。


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輪島市別所谷町地内ー白比丘尼伝説の里


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鴨ヶ浦・句仏上人碑―27日(日)ブログ・秋の鈴屋―句仏上人碑参照


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輪島市北谷町から石休場町上野山、鉢伏山系南端・長坂山(426.7メートル)


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輪島市三井町与呂見・諏訪神社より


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珠洲市若山町上黒丸―黒丸家(国重文)

 

今日(10月29日朝7時)のアマゾン―『妙好人千代尼』ー

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妙好人 千代尼 単行本 – 2018/1/15(著) 

 

登録情報

朝刊を見ていたら羽咋工業のマラソン大会の様子が載っていた。

初任校一年目、飛び込みで10キロ走ったことを想い出した。

想い出しついでに、岩田書店の「新刊ニュースの裏話」を久しぶりに読んだ。

引き続きアマゾン。

数日前から『妙好人千代尼』が「通常1~2か月以内に発送します」になっていた。

こうなったら、今作成している、真宗関係の論のまとめに『妙好人千代尼』に書いた話からも引用する必要があるのかな、と考えていた矢先に、

ポーンと和歌・俳諧分野の25位。

こんなこともあるのだ。

アマゾンだけ、出版が法藏館ではなく、元となる臥龍文庫になっており、

カテゴリーも真宗ないしは仏教が多いのに、和歌・俳諧となっていて、まず真宗で本を探す私としては、ちょっと違和感(そんなところに混じっていいのか)がある。

 

今日は、輪島の親戚寺院の報恩講に「参り合わせ」の形でお参りしてくる予定。

その後、能登一周だ…と、朝は元気なのだが…。

 

 

秋の鈴屋―句仏上人句碑―10月27日(日)

報恩講親鸞聖人の御一生を語っていると、どこかで「勿体なや祖師は紙衣の九十年」(句仏上人)の句に触れている。

そういえば、境内に句仏上人句碑があったはずだと気づいた。

門徒方も、同じ方の句碑であることを失念しておいでる。

一度書いたり話したからといって、あるいは新聞に載ったからといって、伝わり続けていることってまずない。

折々に語り継いでいかなければならないのだ。

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句碑、猫、八太郎峠(若山荘西境、鳳至・珠洲郡境付近)から寺山地域


 

 

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橘禮吉氏-わがまちの偉人

今日(12月8日)の北陸中日新聞朝刊に懐かしい橘さんが紹介されていた。

いい文だ。

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北陸中日新聞朝刊-20210(令和3)年12月8日

 

橘さんご逝去の報に接してこのブログに書いた

2019(平成31)年10月25日「橘禮吉氏」記事

北國新聞朝刊に24日に橘さんが御逝去された記事が載っていた。

元加能民俗の会会長、88歳。

 

最も新しい「加能民俗研究」50号(2019年3月刊)に「鶴来ほうらい祭りの担ぎ唄―石川の春歌諸言考―」をお書きになっており、前号には「婚礼時の「樽引き」とその音頭・歌詞ー白山麓白峰・大道谷の事例ー」、その前48号に「白山麓における地内子の夫役―石川県旧白峰村大道谷の親っ様木戸口家事例―」をと、加能民俗を愛し、「加能民俗研究」誌の継続を願い執筆し続けて来られた。

そして、本当に蓮如上人がお好きな方で、上人の話題になると声が弾まれた。

県の緊急調査報告書『祭り・行事(平成11年刊)』に「石川郡河内村尾道場の御七夜」、『民俗芸能(平成15年刊)』に「金沢市善性寺蓮如絵伝の絵解き」をお書きになり、民衆の目で見た蓮如上人関係本の先駆けになった『蓮如さん 門徒が語る蓮如上人伝承集成(1988・昭和63年刊)』では、まとめ役となられ、「蓮如伝説の性格」をお書きになった。

 

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1988(昭和63)年刊。加賀一向一揆500年記念でもある。


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50号の記事。私が書いたのは伏せ字が多いこの手(祭唄)の歌詞を知っている人が少なくなり、ここではっきり残しておかなければ永遠に分からないままになってしまう、とのおそれを懐いていたためで、一種の神楽唄として伝わっている歌詞を活字化した。が、遅かった感はぬぐえないでいる。

 

お通夜今夕、葬儀は明日、金沢で。

私は明日午前中寺役、午後輪島市での御法話が入っており、金沢まで出向けない。

50号に、橘さんが次の記事を書いておられた。

一緒に調査したり、民俗資料保存で共に陳情に行ったりした頃を想い出されながらお書きになったのだろうなァと、記事を見ながら勝手に想像していたのが、ついこの前。合掌。

 

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