山門 ―養覚寺さん(輪島市東山)

 能登教区第八組坊守会が、9日(火)、東山養覚寺さんで。

3年目に入った。

八太郎峠越え、山道院内町~里、さらに3.2㌔(養覚寺山門の案内標識が東山道入口に建っていた)山道を入ってお寺に着くのだが、カーブ・起伏続きの道の距離感覚にズレを生じていて、ギリギリに会所に入った。

 

山門あがり口に「天明元年出来」とある。

天明元年は1781年。238年前出来の山門である。

鐘の音は山々谷々に響き渡ってきたのであろう・・・。

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帰りは北河内へ出ることが出来るというので、その道を通った。地図は2001年のもの。その後、北河内にはダムが出来ている。今日通った一帯は山岳宗教の中心エリアである。

 地図を眺めていると面白いことに気づいた。

西山・大西山が東、東山が西にある。

この西山は、宝立山(宝嶺、宝立、黒峰の三山)・舞谷御前山の一大山岳霊場の西山にあたり、

東山は、やはり一大山岳の鵠巣山(現在高洲山)・鉢伏山系の東山にあたる。鵠は阿弥陀経に出る六美鳥のはじめ、「白鵠」に由来する。

ダムに水没した地点に弁慶石があり、その石を移す時、由来をお書きになった書家の府玻さんと訪ね、協力して由来文を作った思い出もある。

木地師の里・北河内、猿鬼伝説の含め、すべてが一つの線でむすばれようとしている。

 こんどはゆっくり、一帯を歩まなければならない。

 

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