所口大工が作った欄間

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西勝寺本堂入り口欄間の裏面部。
ここに「能州所口大工町 酒屋三郎右衛門 歳八四作」の墨書がある。
享保2年(1717)の「能登日記」に「所口町役人 酒屋四郎右衛門」が見え、両者は何らかの関係がありそうである。寄進札からもこの頃に本堂の再建があったようである。所口は現在の七尾。七尾仏壇との関係も問われる貴重な欄間]
加賀藩山回り役・上田家と姻戚関係f:id:umiyamabusi:20160831212116j:image
反対側から。
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より広く見ると、唐獅子である。
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全体の表。
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三郎右衛門の銘のある裏面。
たいした技巧である。