赤山明神と『親鸞聖人正明伝』

せめて、少し勉強しようと、親鸞聖人と女人の出会い。ー赤山明神に関する資料を探した。
続群書類従』巻第63、「赤城大明神縁起」の中に「叡山鎮守赤山大明神縁起」があったが、天暦2年の記事で、聖人誕生の225年前のもの。


この話が載っているという「正明伝」を探した。
『新編真宗全書 史伝編5』にあった。正しくは「親鸞聖人正明伝」である。


聖人の奥さんの名が、よくいわれる「吉光女」ではなく「貴光女」であったり、幼名が弥陀の第十八本願を意識したと思われる「十八公麿」となっていたり、ぱーっと読んだ感じでは、聖人に対する願望がよく出ている伝記だ。