俳句からー『シベリアの歌』など中瀬精一氏の著作

北國新聞北陸中日新聞に懐かしい人々の名をみた。

そして、それらの人々の作品や記事がよかった。


北國新聞の短歌では中瀬精一さん(能登町。旧柳田村)の
「戦争は反対なれど八年の軍歴吾の青春にして」。
中瀬さんとは、今年数回お会いする機会があった。85才。以下の著書がある。


「シベリアの歌」昭和54年・梅印刷、
「柳田の昔話」平成元年・能登印刷、
「忘れしものへの挽歌」平成8年・北國新聞社
「百姓覚えた者はない」(北國新聞社)は今年の8月に刊行された。
ちなみに、「百姓覚えた者はない」は、
百姓仕事は、天候やその他で、習い覚えて出来るような生やさしい物ではない、
毎日毎日を切り開いていかなければならず、
全存在を傾けて行う作業だ、ぐらいの言い習わしである。
この本の序文を書かせていただいた。

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10月26日に能登町の図書館で偶然お会いしたときも、
古本屋で世界宗教関係の本を買って読んでおられること、
図書館で戦前の雑誌に書いておられた作家の全集を見つけられ、
熱くその作家の作風をお話し下さった。
元気に短歌を詠んでおられるのだ。