14日(日)北國新聞朝刊
この本に、2項目書いた。最初の依頼は「門徒もの知らず」だった。
これは「もの」とは何かの定義づけからしなくてはならず、私なりの見解は持っているが、そもそもそのような表現が歴史的になりたち得るのか疑問である。
いわば、真宗王国といわれている地域の真宗らしさをあらわす語として選んだようなのだが、真宗らしさを北陸・石川で代表させるなら、 蓮如忌、御崇敬、コンゴウ参りなどが浮かぶだろう。
ともあれ、もの知らずの代わりに、蓮如忌と御崇敬(歓喜光・信明院)を書いた。
その本が出来上がった宣伝文である。
もうこの手(大部)の本は、置くところも無く、かつてはかなりの項目を書いていた身としては、すでに過去の想い出のような関わりとなっているので購入することも無い。
そういえば、高価な本だったので執筆はしたが、購入しない本があったことを思い出した。東京書籍の記念本で、何を書いたのだったかもう記憶にもない。
ついでに、調べて見た。
15年前の話で、定価が本体25000円だった。
執筆者に何人かの懐かしい名がある。
書いた項目は
イドリ祭り 能登のアマメハギ あえのこと 熊甲二十日祭 鵜祭り くじり祭 能登のキリコ祭り 唐戸山神事相撲 諸橋稲荷三五祭 平国祭 青柏祭
の11項目だった。
比較のしようはないものの、『ふるさと遺産』では。これらがどのように扱われているか、ちょっと興味はある。