こんなことが……『妙好人 千代尼』

本に関する動きというのはどうなっているのか……時折、アマゾン、楽天などで『妙好人 千代尼』の動きや、他の本の動きを観察している。
そうしていたところ、このような画面が出てきた。一冊売れたり他の本が一冊売れると順位がボーンボーンと動いてあるくことはわかったので、誰かが何冊かまとめて買ったのだろうけど、こんな画面を見ることはまずないだろうから、あわててカメラを向けた。
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画面はオムニ7(omni7)で
左上からカテゴリーの「仏教」、並び替えは「売れ筋順」
全5,120件中 1~80件を表示
その最初に『妙好人 千代尼』が載っている。

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上位カテゴリーを開いた。
仏教、神道キリスト教創価学会など25カテゴリーの上位カテゴリーが「宗教・哲学・心理」。
全16,800件中1~80件を表示
ここでも、一番はじめに『妙好人 千代尼』がある。

この記念すべき時刻は、午後9時。

その上位カテゴリーは24カテゴリーを集めた「本・コミック・雑誌」で、写真集や漫画が圧倒的に並んでいた。

ともあれ、一瞬であれ
仏教5,120件中一位の画面
宗教・哲学・心理16,800件中一位にある著書の画面を見るなんて…………。

他のオムニ7関係からたどると、仏教では50位程度にいる、何らかのミスで前に画面がいったのだろうが、
装幀家・熊谷博人さんも喜ばれるだろうなぁ。
熊谷さんは面識がない。
面識がないといえば、いつか、お礼をと思いつつ、世を去られ、ご遺族の住所もわからず本を届けようのないお世話になった方々とともに、名しか知らない方も思う。
その中でも早い時期にお世話になった、『蓮如のすべて』(新人物往来社、1995年刊)の編集者・早島鏡正さんを時折、思いながら今日まで来た。

突然、早島さんの推薦で書いてくれとの便りが届き、「現代に生きる蓮如-北陸の蓮如-」を書いた。
この本をご遺族にお送りできれば、あったことがなくても、早島先生の願いを引き次いでいる者が奥能登にいる……ご家族は、思いがけない父の願いの広がりを知ることになる、
喜んでいただけるだろうになぁ……。
風樹の嘆を、教職を去るときはがきに書いたものとしては、時空を超えてそう思う。

樹静かならんと欲すれど風やまず……
親孝行したいときには、親は無し……(「風樹の嘆」)