能登国1300年ー北國新聞夕刊「舞台」

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16日(金)
6月6日(火)の「奥能登塾」に関連する記事。
内容の神仙思想を仏教思想が覆って、新しく国が生まれる発想は、
昨年、埋文の見学会で訪ねた大聖寺弓波遺跡が背景にある。
新幹線のルートにあたる川の流れを変える為に発掘していた弓波廃寺跡エリアは、
古墳群が均され、その上に弓波寺が建てられたらしい。
大事な場所は、その時代時代の重要拠点になっていく。
弓波廃寺の前に古墳があったことが、重要だ。

白山を訪ねた泰澄の前に、まず九頭龍(自然そのもの)が現れ、
次に白山比咩が姿をあらわし(神仙)
泰澄が覆う(仏教)

神仏習合、神話の背景には、全てこの世界がある。

能登は、方道仙人が去り、泰澄が臥、清定行者と共に仏教世界を広め、新たな国ができる。

この日、埋文の評議委員会があったので、
「舞台」の背景にある弓波遺跡と、
1300年を迎える能登国の遺跡で七尾小島西遺跡の忌串が重要なのでないか、と触れてみた。

夕方、従兄弟の子の業績が残る「白山市博物館」を訪ねた。
明日は、「西のぼる、北方謙三」展を、見る予定。