手紙・葉書整理

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30歳の頃に「珠洲市史」専門委員になり、それからほぼ40年
民俗、真宗、仏教史、文学、考古の方々、様々な方とお付き合いいただいた。
特に能登に住んでいることが、これらの方々と出会うきっかけになることが多く、調査においでる方や執筆のために訪れる方々、珠洲焼資料館館長時代はマスコミ関係の方々もお越しになり、そこで知り合った方々と手紙のやりとりよなった。
だから、相当広い範囲、様々な分野の方々の手紙があるのではないかと思っている。
現今はファックスやメールが主だが、本人の息吹が感じられる手紙、そのよき時代の手紙群だと思う。
いつか整理しなければならないと思っていたのだが、一月下旬からそれらの手紙を分野ごとに整理した。
もうお会いできない方々も相当おいでる。

たとえば、鈴木大拙が西勝寺の前を歩いて飯田小学校に通った。
その話を知るだけで大拙を身近に感じることができるように、

図書館に「能登を訪ねた民俗学者たち」といった展示コーナーがあって、諸著作と直筆の手紙が並んでいる…。そのようなコーナーがあれば、その本がグー-と身近になるのではないか。

分類していて、早島鏡正氏や宮田登氏の葉書に、
エッ!この人の書いたものがある…と、驚きながらの分類なので、
著書を並べて対応させるまでには、まだまだ先は長い。
しかし、臥龍山西勝寺から「臥龍文庫」と名づけてようとしている書斎が、少し形になりそうな予感はする。
それと平行して、近世の真宗寺院刷物の整理をしなくてはならない。


ファイルは、左から
○編集者・原稿依頼者など
○文学者、宗教者、映画監督など、山口四郎はペンネーム倉本四郎、橋本は橋本芳契、逸見は逸見晴恵氏。
○加能民俗関係
○歴史家、真宗、近世仏教、近世史関係者
○恩師、大谷大学民俗、宗教民俗学会関係
○田中久夫氏以外関東その他の民俗研究者
○石川県内考古、近世など
○教えに導いてくれている朋、相談
○主として坊守会関係者
○故郷が能登だと訪ねて来られた方々など。