同朋婦人会新年会、挨拶、法話。
御内仏ご本尊。当寺前本尊
文明十三年(1481)、蓮如上人下付。
「珠洲市史」には載せず。
三蔵法師の拓本は、昭和54年(1979)、早稲田大美術研究会の調査旅行に混じって中国へ行った折、
三蔵法師玄奘ゆかりのお寺、西安・大雁塔(大慈恩寺)で求めたもの。
今となっては貴重なものだ。
その時、友誼賓館で求めた、張継の七言絶句「楓橋夜泊」
月落烏啼霜満天、 月(つき)落(お)ち烏(からす)啼(な)きて霜(しも)天(てん)に満(み)つ
江楓漁火対愁眠。 江楓(こうふう)漁火(ぎょか)愁眠(しゅうみん)に対(たい)す
姑蘇城外寒山寺、 姑蘇(こそ)城外(じょうがい)の寒山寺(かんざんじ)
夜半鐘聲到客船。 夜半(やはん)の鐘声(しょうせい)客船(かくせん)に到(いた)る
の拓本がある。
寒山寺へは行っていないはずで、ピンポイント現地購入ではないから、表具仕立てにしないままに今日まできてしまったようだ。
今ごろ気付いた作品だが、しっかりしたいい拓本なので、なんとかしなければ…と思っている。
正月飾り。
蓬莱。食い積み。開き盆などともいう。
五穀豊穣の五穀。
米を基本に飾る。
柿は志賀町特産品のころ柿、銀杏は庫裡後ろに大きな銀杏の木がある。
昨年はならない地域もあったようで、この飾りを作る親戚寺にお裾分けした。
1月16日。庫裡御内陣で同朋奉讃唱和。
短い挨拶、法話。
そのメモ書き。
○二〇一七年一月十六日 中原中也 金沢、湯田 咳をしても一人
「生ひ立ちの歌」 十六日の天声人語
幼年時 〈私の上に降る雪は、真綿のようでありました〉。
十七~十九歳 霰・あられ
23歳 ひどい吹雪。
24歳 〈いとしめやかになりました〉。
○山号 冷谷山(宝立山)、法冷山(宝達山)
雪、いのちの水の源、寺の出発・山号の意味
食い積み、正月飾り←いのちをつなげていくもの
○積もった雪
上の雪
さむかろうな
つめたい月がさしていて。
下の雪
重かろうな
何百人ものせていて。
中の雪
さみしかろうな。
空も
地面(じべた)もみえないで 金子みすヾ
今日の広島の雪、昨年の中国地方の雪
○永六輔 明日神戸・淡路二十二年
人間は結局、人間でしかありえない悲しみ、
その悲しみのなかにこそ.南無阿弥陀仏という六字の名号があるのだ.
寺に生まれ、寺に育った人間として、この南無阿弥陀仏ということぱ、そしてかたちとしての合掌。それを身につけながら、そして楽しみながら、「生ぎていてよかった」と思えるよう、努力したいと思っています。 『二度目の大往生』
○寒い朝
吉永、ダックス、青木旅館
○白い思い出。雪が降ってきた…
○雪やコンコ
一緒にやろう …一人に気づいていく。
一人では、新雪の栄町通り。道 カバンを投げ…。
○親友→違和感→別れ
郷土史同好会 徹夜での高洲山登拝 世話になったN先生
思い出すきっかけになった部員の進路
○牛のよだれになっていく。←広瀬師から
○さらに
雪の入試 新聞の解答例よりすっきりした解答法を示した故・岩木君の学ぶすがた。
雪が積もった→「積もった雪」から…。