『能登の揚浜塩田』刊行

2013年3月30日の世界遺産「能登の揚浜塩田」シンポジウムに合わせて作られた『能登の揚浜塩田』製本が、ようやく一般書として販売されるべく、出来上がってきた。

執筆の中心であった長山直治さんが翌年(2014)7月9日に亡くなられ(長山さん著書「長山直治」に関するブログ記事:引用)、手頃でいい本だから、シンポジウム参加者にとどまらず一般に届く形にします、と約束していた1人としては、首を長くしてこの日を待っていた。

能登塩田村代表取締役の横道さんから、4日午前中に本が出来てきた旨の連絡を受け、塩田村で早速、寄贈先や、どのように本を売るというか知ってもらうかを話し合った。


ここまで日数がかかったのは、朝の連続ドラマ「まれ」や金沢までの新幹線ブームで、塩田村も前にも増して忙しくなり、事務のほとんどを抱えておいでた横道さんが、このことばかりに携わっておれなくなった状況があった。
f:id:umiyamabusi:20160804172238j:image

f:id:umiyamabusi:20160804172236j:image
一冊1000円。A5版、180ページ。
取りあえず、奥能登塩田村(電話076-887-2040)で購入できる。
目次
f:id:umiyamabusi:20160805100650j:image


私は、第三章「揚浜式製塩の伝承と文化」の調査員だった方々、もう1人の執筆者・大安氏のところを回って、本を届けてきた。