能登教区蓮如上人500回忌ー1999(平成11)年6月ー記念冊子2000(平成12)年3月刊ー

1999年、今から17年前の6月5日(土)、6日(日)にかけて能登教区「蓮如上人五百回御遠忌法要」が営まれた。
その後に発行された「遠慶宿縁」と題字にある冊子に目がとまった。
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この字は、御門主の字である。御門主の字と気づくには、
大谷暢顯門首御染筆「究其涯底」
と出会っていたいきさつがある。
もちろん当時、この冊子は見ていたはずだが、もう16年、内容の記憶はない。


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背表紙は御遠忌のポスター。
スローガンは、副議長としてこの御遠忌に関わった私が考えた。
「かがやけ、いのち」である。
副議長になったのは、御遠忌間近の5月10日の教区会組織委員会のことだった。
1ヶ月も間がない。
冊子によると教区会、教区門徒会正副議長として「副本部長」に属し、
特別接待班主任、広報係になっている。
門主の側で移動していたことは覚えているが、以下の写真については記憶がない。
エー!、こんなことをしていたのか、と驚いている。


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参堂列における稚児行列の前半部のシンガリ、御門主の先駆けで歩んでいる。
出仕もしたのだろうが記憶がない。


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帰敬式後の法話をしている。
写真があるから間違いない。
これこそ、へーっ!である。


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5日が音楽法要(於:七尾サンライフプラザ)で、
法要前に念仏講談「蓮如上人誕生」講談師:旭堂南北
法要後に加藤智見師よる記念講演「蓮如上人と21世紀」があった。
私は、和倉駅に御門主一行をお迎えし、加賀屋へご案内していたので、
5日の行事には全く会っていない。
ただ、講師依頼の際、うわさに高い加藤師を推薦したのが私で、
加賀屋で加藤師とすれ違ったとき、以前から知りあいであったかのように挨拶を交わさせていただいた。
大勢の僧侶がいる中で自然に近づくことができ、以前、どこかでお会いしたことがあったのだろうかと不思議に思ったものだった。


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御遠忌以降、
教えに導いて下さった方々が還帰なさっている。
この冊子で、何人か尊顔を見ることが出来た。
当時の教区門徒会会長 谷村林造氏。


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当時の教区坊守会副会長
圓谷千尋さん。


時の所長:藤島昭順氏が御遠忌成就後、高田教区に変わり
写真の冊子は新所長:常塚紀氏のもとで刊行されている。
その経塚さんも、昨年2月28日に還帰なさった

遠き宿縁を、哀悼と共にあらためて味わわせていただいている。