鞍崎灯台

中学校の遠足の時、初めて訪ねた。
社会科の先生が、婆岩、爺岩と教えてくれた。
特に伝説はなさそうだった。
お婆さんがいて、お爺さんがいて灯台があって、海が広がっている。

白黒時代のカメラで撮った婆岩の写真があるはずだ。
能登沖地震の時から立ち入りが禁止になっている。
もう、問題はないはずだ。コンクリで覆われていて、もっとも安全な道のようにさえ思える。
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背を向けたお爺さんがいるのだが、蔓が回りを覆っていて、すきーっとは見えない。
灯台へ上がって、側で見た記憶がある。
危ないから近づかないように、と先生が規制していたかすかな記憶…。
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婆岩。
腰を曲げて杖をついているような姿で、山道を登っているお婆さん岩だったのに、ツタに覆われてしまって巨木のようにしか見えない。
これが岩であることを知っている人はもう少ないのでは、ないか。
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鞍崎隧道。
昔は、ここをバスが走っていた。
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そういえば、どこかに洞窟があって、どこまで続いているかわからない
と、戦後すぐに郷土史研究会も立ち上げた一人である先生が話していた。