春勧化ーはるがんけー25日蓮如上人ご命日、22日聖徳太子、乗如上人祥月ご命日

24日から春勧化
この時期お参りがあるというと、別経かとおっしゃる方があり、
また、乗如上人祥月ご命日である2月22日
あるいは年始めの蓮如上人・蓮師、祖師・親鸞聖人ご命日28日講に合わせ別経を営んでるお寺もあるらしい。
別経とは祠堂経のお参りが長いのでその半分を言う。
祠堂経は『日本民俗大辞典』(吉川弘文館)では項立てされていなくて永代経となっている。


勧化はハルガンケとしか言いようのない行事で、春の御勧化(ごかんげ)である。


2月22日、叔母の仮通夜に押水に向かう途中、2組敷浪明円寺さん前を通ったところ、22日講の張り紙があったので、ご無沙汰していることもあって挨拶がてらにお寄りした。


二十二日講は、歓喜光院殿御崇敬の、いわゆる不時御崇敬とお呼びしているもので、例年乗如上人の祥月ご命日には2組へ御影をお迎えして営んでいるらしい。
今年の会所が明円寺さんっだったのだ。
歓喜光院は年中どこかでお説法されていると言われている。
その場には出会えなかったが、あらためて歓喜光院を偲ぶことになった。
歩いてみるものである。


22日は聖徳太子の祥月ご命日でもある。
真宗での聖徳太子観音菩薩垂迹、応身(化身?)と位置づけられている。20日の日野師の講義にも取り上げられた。


そのような22日を思っていたら
夜7時からの在所お座のお説教で、22日は猫の日といっていると言うことを聞いた。
ニャンニャンニャンなのだそうで、犬から猫に老齢化社会が見て取れる、どこか楽しくそして切ない猫の日命名だった。
東京から叔母の葬儀に来た弟に、プリウスガラパゴス化した日本独特の車らしいと最近仕入れたもっとも新しい話題を振ったら、
俺たちが使っている携帯はガラ系といって、そのガラはガラパゴスの略だそうだ。
ガラ系は聞いたことがある。ガラが派手ではないのかと思っていたが、そんな複雑な意味だとは知らなかった。
ビックリポンも分かったし、世には新語があふれかえっている。


ということから、今度は、弟や坊守が生まれた1499年、私が3歳の時、
ーなんと、蓮如上人450回忌の年だった、
ことに昨日気づいたという話。
つい昭和24年お生まれ世代に向かって、合掌してしまった。

きっかけは『蓮如さま』岩見護著
という子供向けの40ページの冊子を読んだことによる。
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分かりやすい内容に感心しながら奥付を見ると
昭和24年4月18日 大谷派七尾教務所発行とある。
えー、七尾教務所?
今の能登教務所だが、どうして?
と計算してみたら、昭和24年・1949年は蓮如上人没後450年
に気づいた、という次第。
いい教化がなされていたのだ。
それにも頭がさがる。