中谷内(輪島市門前町)碧雲寺さん。

2月28日朝刊お悔やみ欄で、門前中谷内碧雲寺住職、常塚紀師が還帰なされたコトを知った。
私が能登教区の議長をしていたときの教務所長だった方であり、近くの従兄弟、皆月善行寺住職の葬儀の折には導師を勤めてくださり、昨年9月の3回忌にも調声(相導師)役をしていただいた方である。
それから半年。このような形で御名を目にするとは…。
また坊守さんは、能登教区5、6、7組の坊守会(紫会)講師をした2001年3月から2008年6月の52回の講義にほとんど休まれずに参加なさった。
そのような思い出が風のように流れていき、
3月1日に弔い、3日のお通夜にお参りしてきた。


1日は、車が都合つかず、軽4で七浦へ向かった。
運転している間に軽トラに乗っている気分になり、普段通らない山道越えをした。
輪島市内屋から門前の町へ道が出来たはずだと越えたが、そのようなことはなく、土の道が細いままに舗装されると聞いた記憶だったようだ。
門前から皆月、さらに中谷内へ向かうのだが、皆月までの道が坂坂…カーブカーブ道である。
それでかなり前から門前和田~皆月に道をつけている。
能越道が開通した、新幹線だと騒いでいるときでもあるので、和田皆月道も出来ているだろうと勝手に判断して、その道へ入った。
通行止めだった。
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新しくできた橋。プレートは仮のようだ。「和田谷内川」とある。和田谷内橋あたりの名がつくのだろうか。
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和田集落には、能登国33観音巡礼札所の29番がある。
このあと、猿山と矢印のある道に入った。
町史調査中の時も通った記憶がある。
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あまりにひどくて広い道に突き当たったところで、下りを選んだ。
下りきると、また先ほどの工事中道に出た。

通夜の日。もう二度とここまでくることはないだろうと思いながら夕暮れの中谷内へ向かった。
二日前に、むかしの人が越えたであろう山道を通ったのは、これも縁。