『城下町の民俗的世界ー小田原の暮らしと民俗ー』西海賢二氏、『サブカルチャー聖地巡礼』ー由谷裕哉氏他一名ーなど

『城下町の民俗的世界ー小田原の暮らしと民俗ー』

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西海賢二氏から今日届いた。2014年9月、岩田書院刊。
地域史、民俗史の基準を示す本として長く利用されていく基礎本になると思う。
18000円。第一刷300部。
出版記念会でも開かなければならない成果、大著の出版だと思うのだが
西海氏の住む平塚市は遠い。
いつか西海資料館が出来ることを願って、今は、ただ、感嘆だけにしておく。
西海氏とは、日本民俗学会に何度かお会いした以外では、門前の説教大会に一緒に行ってきた記憶があるのだが…
西海氏のプロフィール
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PDF(同書著者紹介より)

サブカルチャー聖地巡礼ーアニメ聖地と戦国史蹟ー』

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由谷裕哉、佐藤喜久一郎氏著
岩田書院
その後、由谷氏から頂いた。
アニメは見たことないし、戦国もやられた方のことを考えて苦手。
そういう部分をとらえられて、文化論になさるのは流石だ。

『伝統のまち金沢の今 変容する城下町の姿と課題』

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北國新聞社刊、金沢野外研究会編著
9月9日(火)、編集委員の府和正一郎氏ー教員時代からの知り合いなので府和先生の方がピンと来るーが調査に来た、と寄って行かれ、この本をいただいた。
調査内容は、魚の慰霊碑・法要で、馬緤の慰霊碑、松崎憲三氏の著書にそれに関したものがある旨お答えした。
先輩のはずだが、若々しかった。※松崎氏の著書『現代供養論考―ヒト・モノ・動植物の慰霊 』(慶友社・考古民俗叢書)

『合同句集 採虹』

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富夢の会。
平成16年1月「あらうみ」関係者から多くの「ホトトギス」同人が生まれた。そのうちの7人による10年の歩みの句集。
16から富夢と名付けたそうである。
そのお一人宮前はやを氏が、9月20日、質問においでて、その時いただいた。
質問内容は、時忠の墓について。
はやを氏の弟さんが、私の高校1年の時の担任である。
そういうと、驚いておられた。

板橋春男氏抜き刷りなど

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『生活文化史』小泉和子編、山川出版社刊、抜き刷り
「冠婚葬祭・贈答・宴会・人寄せ」
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群馬歴史民俗 第35号 抜き刷り
「講演 群歴民の足跡を振り返って」
「カンカチと風呂敷ササラー三匹獅子にみる芸態習得のあり方ー」
その他『出産の民俗学文化人類学勉誠出版抜き刷りなど。
板橋氏のコーナーを設けなければならないほど、これまでにもその都度いただいている。
板橋氏は還暦になられたとのこと。


民俗の宝庫といわれた能登、特に奥能登には、民俗関係の資料館も研究施設もなく、
多くの行事は、過疎や町起こしを理由に、急激に滅び、また、元の形が想像できないくらいに変化している。
そういうところで、忸怩たる思いで、行事の季節をやり過ごしている私に、
昔のよしみで著書や抜き刷りが送られてくる。
うれしいような、もの悲しいような…、

せめて、ブログーそれすら、時間が取りにくくなってはいるがーで記録しておくこと。