能登鹿島駅ー桜トンネルー移築本堂
梅花盛りなどと、のんびり書いていたら、県内でも桜がほぼ満開です…とのメールを頂いた。
今日11日の坊守会会所は、お近くのお寺のはずだ、少し足を延ばしてどの程度桜が咲いているのか車の中から見てこようと、
行ってみると、駅とお寺はすぐそばだった。
能登鹿島駅
能登鹿島駅の桜を上道から。
海の向こうが大口瀬戸。
会所・真浄寺さん境内
真正面が能登島祖母ヶ浦(向かって右)、穴水袖崎・火打崎に挟まれた大口背戸。
山号が東向山で、この付近から見る朝日(朝焼け)・月の美しさは想像しただけでも言葉では表せそうにもない。
虹梁上の彫刻
坊守さん方とお勤めしていて、虹梁上の彫刻が気になった。
落ち着きを感じさせる虹梁周り、彫り物の位置、そういう辺りが気になったが、
講義とともにコローッとそのことは忘れていた。
終わって雑談しているとき、彫刻の話になった。
昭和3年、本堂を建てる必要にせまられ、
ちょうど別の本堂を建てるために解体していた道宗(赤尾の道宗=行徳寺)のお寺の木材を購入(利用)して建てた本堂なのだそうだ。
この大口瀬戸を進む船、雪道の坂を木遣り歌で引き上げる人々、海にきらめく日光、月…
いろんな光景が、胸をよぎっていった。