遍照岳ー土田庄ー徳田のおりん

冥王星の存在を予言したことで有名なパーシヴァル・ローエルが日本地図を眺めていて、ここに行きたいと惹かれたのが能登半島だった。
その紀行文が本になっている。
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『NOTOー能登・人に知られぬ日本の辺境』(十月社刊)
ローエルの撮った明治22年の写真32葉がグラビア掲載されているなど、
丁寧な仕上がりの本だが、残念なことに絶版。


私は、能登の地図を眺めていて、いつも気にし、ローエルの気持ちを推測していたのが遍照岳だった。
標高わずか161㍍なので、どの山がそうなのか、ずーーと分からないままにいた。
それが、今度、地産地消季刊紙「能登」の連載を書くために、
仏木(ほとぎり)を訪ね、同じ中世土田庄内にある徳田照明寺さんでお話する機会(10月10日、11日)もあったりで、
その山をかなり詳しく知ることができた。
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仏木からの遍照岳
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谷屋からの遍照岳
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徳田・照明寺
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町立土田小学校火打谷分校跡地
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徳田のおりん、生誕地。
徳田のおりんは、加賀藩三代藩主・前田利常の生母との伝承を有する。