地域、知人の本
句集『花浄土』鳥毛正明氏作歌
「あえのこと 内儀伏し目に隣部屋
多彩な正明作品の中でも、こうした古い民俗文化への
飽くなき追求に、輝かしい特色が見られる。
「能登の民俗詠み」と形容してもいいのかもしれない」千田一路氏序より
『画物語 長谷川等伯』画:西のぼる氏、文:安部龍太郎氏
日本経済新聞出版社刊
「激動の戦国の世に、日本の水墨画の最高峰を生んだ
謎多き絵師の生涯が、
華麗な絵巻物で浮かびあがる!」
西氏の絵が83点、安部氏の選んだ等伯10選が付く豪華さ。
西氏の絵のアンソロジーは、『さし絵の周辺』
ぐらいだと思うのだが、そこには白黒の画が収められていて、カラー83点は垂涎ものだ。
『百年のあとさき』砺波和年氏著
本年5月20日刊。
「青年のペンがえがく素顔の金沢
明治末から大正期に職人一家がおりなす街角や通りから消えたもの、今につながるもの
あなたの知らない金沢暮らしが見えてくる。」
文章の見本。
『加賀藩士 中村養昌 一代記』
珠洲焼資料館にいた頃に頂いている。
書籍など整理中にふと目にとまり、開いてみると
飯田中学校初代校長、中村禎雄氏につながる中村家だった。
横川巴人氏ともつながる。
頂いた頃は、百周年・巴人ともに関係のない頃で、齢を重ねるとあらたな関係が生まれてくるが
これなども、その例に当たるだろう。
巴人展を行っておいでる「高澤ろうそく店」さんにもないそうなので、後書きだけでもコピーしてお送りしますと行ってから、時が流れた。備忘のためにも、取り上げた。
『今昔 能登の路』円山義一氏著
円山さんは能登文化財保護連絡協議会顧問、医療法人社団生生会会長。
珠洲市文化財保護審議委員時代にお世話になった。
一緒に旅をしている気分にさせていただける好著。
『宿場町 高畠の昔むかし』中橋達夫氏著
平成11年能登印刷出版部刊。
労作である。
「能登の花」佐野禎宣氏
382種の植物。
次の里山マイスター養成講座の打ち合わせなどで、学舎に出入りして知り合った。
庭に咲く座禅草をお見せした。
金沢大学フィールド文化学
8『珠洲市正院町7区前浜・黒滝・狩的・平床・飯塚東・飯塚西・岡田』
10『珠洲市若山町5区経念・古蔵・中田・火宮・向』
その他もあるのだが、珠洲にかんする書をあげた。
5月11日(土)金沢大学「里山マイスター育成講座」(伏見校舎)で、近在の歴史文化を語ったときに
先に講義なさった西本陽一氏から頂いたのだった。
と・こ・ろ・で、
育成講義の模様を記したHPに気づいたので添付したのだが、私が写っていない。
代わりに大きなおなかの人が写っている。
拡大してみたら、わ・た・しだった。
このところ、太った、でぶった…どうしたの?
と、いわれつづけてきたが、なるほど、よく分かった。なっとく。
CD「白丸きやらげ唄(白丸曳山唄)」
能登町指定無形民俗文化財
能都町史で民謡を含む「口頭伝承」を担当したこともあって
おしかけのようにして歌詞の翻刻を行った。
隣町なので、その後どうなったのか分からない。
『加能民俗研究』44号
『北陸の民俗』第30集
加能民俗の会副会長なのに、学会にさえ出ることができない。
何が原因なのか、考えを巡らさなければならない。
『のとの昔ばなし』『のとの昔ばなし第2集』坪井純子氏著
七尾市図書館友の会刊。昔話は2001年、2集は2010年発行
坪井氏にはこのほかに『穂にいでずつっぱらめ』がある。
いわば3部作で、「穂に出でずつっぱらめ」は、そうか、そういう意味なのか…と
分かるのだが、しばらくすると忘れて意味不明になる。
七尾弁なのだろう。