福浦港からさらに富来へ…「地藏街道」【志賀町】【取材記事】

七尾湾から福浦港まで久四郎型地藏が続いている。
そのおそらく最終地点だろうと思われる地で久四郎型地藏を確認し、2002年10月3日に、「能登横断の”地藏街道”」PDFのタイトルで新聞に載った。
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これはこれで、完結されていたはずで、新たに見つかるとしても、中島~福浦港間のはずだった。
ところが、16日、福浦港から3キロ北の牛下(うしおろし)地区で、久四郎型地藏に出会った。
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いつものごとく、車でサーと地藏堂横を通りすぎたのだが、堂の扉が開いていて、その日に限って板状の石が祀られているのが見えた。
ひょっとして…と車を戻し、手を合わせ、見ると間違いない。
線刻の久四郎型である。しかも、いい作りに属する。
元々ここにあったのか…など確かめなければならない点はいくつかあるが
少なくとも福浦港と富来中心部の中間、予想もしていない場所で、久四郎型が見つかった。
これで、22体目である。
24地藏を意識して…と言うことはないだろうが、
このほかにも福浦~富来に安置されている可能性が出てきた。
参考『中島町史』地藏PDF
県民大学校ー中島から富来へー