お彼岸ーデーター

明け方6時少し前から
ウグイスが鳴いているこの頃
春彼岸(中日)を迎えた。
2月春勧化、3月彼岸、4月蓮如忌と、仏事が季節のリズムを刻む。
とはいえ
2月22日~28日の春勧化からは
すぐのような気がして、本堂裏だけに案内用ポスターを貼っておいた。
やはり、というか、
お彼岸あったがかね…と
おっしゃる門徒さんに出会った。
反省。


ところで、法話資料にと
彼岸が混じる言葉を探していたら、
中瀬精一さんの『百姓覚えた者はない』
「三〇過ぎの男の意見、彼岸過ぎての麦の肥」があった。
これを導入として
勧化の22日から28日に
聖徳太子、乗如上人の祥月御命日
蓮如上人、親鸞聖人御命日と続くことについて…
語ろう…と
案を練った。


というのも、彼岸に続いて
25日に高山別院でお話し
26日12組門徒会(鹿島郡金丸)
27日は10組推進員協議会(自坊)と
この時だけなのだが
とんでもない日程が続く。


彼岸だけを考えておれないのだ。
案~メモ書きには
1席目 聖徳太子について 四天王寺法隆寺の謎、自力と他力
2席目 真宗とお彼岸 お彼岸の御文、御影道中と山菜、御遺言
などを
さらにイメージしながら、レジメを作った。


そのうち
新千載集に載る和泉式部の歌、
彼岸に詠んだ歌が浮かんだ。

あとになって思いついたところから、話し出してしまう
その流れで、あれこれお話ししていたら
レジメはお土産になってしまった。
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真宗とお彼岸
真宗事物の解説』(西原芳俊)で彼岸を捜した。
真宗大辞典』を見た。
蓮如上人遺文』(稲葉昌丸)から
信疑未定の「彼岸会御文」を写し取った。
そうこうしているうちに
徳蓮寺さんで、え!こんな御文があるのか?
と、写真を撮ったのが彼岸の御文ではなかった、か??
御文が置いてあった後堂の光景が浮かんできた。


写真を捜していったら
間違いない…「彼岸会御文」。
遺文と照らし合わせながらレジメ(PDF)にした。
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これがその時の「彼岸会の御文」

「彼岸会」データー

彼岸と阿弥陀山
「ユートピアに生きる鬼」
蓮如上人の和歌
和泉式部の彼岸
お彼岸とお講
宣如上人御書