宇出津(うしつ)高校校歌ー千古の雪を遠く見て…

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1975年~79年、ここで勤めた。
前の羽咋工業の校歌が、
作詞・佐藤春夫、作曲・信時潔のすごいコンビだったせいもあってか、
宇出津の校歌に対しては、
誰の作詞で、誰が作曲したのか、
知らない人だ…で終わっていたような気がする。
もちろん歌はしっかり歌える。
校歌碑には
「朝日に映える 立山
 千古の雪を 遠くみて
 心を正し 知を磨き
 希望溢れる 宇出津高
と彫ってある。
校史を調べると
作詞・大津有一、作曲今井松雄とある。
その後も、私の情報エリアに関わる方々ではなかった。
調べてみた。
大津有一氏は、岩波文庫などの「伊勢物語」を校訂しておいでる。

今井松雄氏は
女子師範、金沢大学などで音楽を教えていた方のようだ。
宇出津高校で「伊勢物語」を教えた時、
校歌の作詞者は伊勢の研究者だと知らせることが出来ていれば
生徒たちにとって、伊勢が確かな位置を占めたに違いない。