比良上野畠ー御物石器出土地ー穴水町

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穴水町比良(びら)光宗寺の裏手、上野畑。
御物石器のふるさとだ。
能登での最北の出土は、珠洲市粟津地内。


光宗寺ご住職と、上野畑を歩いた。

上野畑という地名からすれば、
当時は畑だったのだろうが
畑を耕していた浅井さんという女性が、
鍬を振り下ろした時、大きな石器をぶちあてた。
それを光宗寺と並ぶ法栄寺の比良(ひら、こちらは濁らない)住職に届け、
法栄寺から、珍しい置物として、本山(お西)に献上された。
さらに明治11年、北陸巡行を終えた明治天皇に鯉の置物として献上され、
鯉の置物ならぬ、
「御物(ぎょぶつ)石器」と呼ばれるようになるのである。


重要な発見なのに
女性が掘り当てたのは明治10年、初年、
畑、水田など、紹介している文献によって
ばらばら…。


それで、深くこの遺跡に関わってこられた
橋本澄夫さんの著書『いしかわ遺跡めぐり』から、
引用させてもらう。
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イモムシ石の謎(PDF)
再会した遺物