初春らしくー海からの贈り物ー珠洲焼
今日の朝刊に次の記事が載った。
(pdf)北國新聞社会面1。
(pdf)北陸中日新聞石川総合版。
記事(pdf=赤い字)に書いてあるように、
昨年末、12月28日に脇田さんと話していたら、
網にかかった焼き物があるとおっしゃる。
普通の蛸壺では無いと思うのだが…
ということで、
ともあれ見てみましょうということになり、
29日の夕刻、ご夫婦で持ってこられた。
珠洲焼だ。
まず、貝がそのままで、かなり残っているのがいい。
貝がない方が綺麗な珠洲焼だと思われた方が多かったのだろう、
ほとんどの海揚がりの珠洲焼は、貝を削り落とした状態で伝わっている。
さて
海からの素晴らしい贈り物をどうするか
近くに住む、珠洲焼資料館学芸員の大安氏、前学芸員で珠洲焼に詳しい加賀真樹氏あたりと連絡を取りあって位置づけをし、
両新聞社に来てもらう。
仕事始めに近い4日に集まってもらえばいいだろうと、段取りをつけ、
30日に関係者に連絡した。
資料を5枚用意し、予定通り4日1時から話し合った。
この場には、写真に写っている2人以外にも、大安氏、脇田氏夫人、両新聞社の方々と6名の方がいる。
何百年も前の物が、ほとんど傷まずに現代の今、姿を見せる。
珠洲焼の堅固さにも驚くが、
28日に脇田さんと私が隣り合わせになって1時間以上お食事をした…
偶然に近い出来事も含め
巡り会いの不思議さ…
そして、1週間ほど私の元にあって
別れていく…珠洲焼
どこにもある、その妙を、
しみじみと味わっている。
画像追加
波状紋。