雨宝童子ー白山市白峰

16日(水)
白峰
f:id:umiyamabusi:20080718090646j:image
雨宝童子の御開帳へ向かった。
白山水分(みくまり)の、護法童子だから
水不足の時の雨乞に用いられた権現なのに、
新聞記事を見ると、
開ければ洪水になると書かれている。
洪水で人を困らせる、仏神は存在する理由がない。
銅で鋳られた童子で、見た目には小さく見えたが、
小田中長谷寺(能登国33観音第10番札所・白山神社)の雨宝童子と全く同じ大きさ、造りだった。
右手下は剣のはず。
それも、杖と伝わっているという。
受付の知り合いがいなかったし、住職さんに許可を取ってまで写真にしなくても
新聞には童子像が大きく載っているので、細かいところもそれで分かる。
小田中と同じであれば大和長谷観音三尊像の脇侍を意識した像になるが
もと、白山大御前近くの高天原にあったということは、
天照神の権現で、朝熊(あさま)山の雨宝童子をモデルにしたとも考えられる。
むしろ、この方が大きな要素なのであろう。
となれば、
伊勢の朝熊と大和の長谷の関係が問題になってくるが、
遠くのことなので
考えない。