小矢部・高岡市ー穴水から移ったお寺・宝性寺

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岡の御坊と書いた案内標識の先に大きなお寺が見えた。
長谷山宝性寺(お西)。
帰って調べると、
かつて『小矢部市史』に能登穴水から当地に移ったお寺があると書かれており、
一度見たいと思っていたそのお寺だった。
市史には、
寛正四年1463貞教鳳至郡穴水村ニテ創立、
天正五年六月一〇日本郡蓑里エ移転、
天和二年三月一八日木舟村にて堂宇再建、
慶応二年境内狭隘により現在地岡へ…とある。
境内寺院二ヶ寺のうち一ヶ寺は
永禄元年穴水の同寺境内に建立された寺院ということで山号を白蓮岳という。


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写真は福岡町上蓑の宝性寺跡( 『福岡町の文化財』より転載 )。
ここには寛正四年能登国の地頭長谷部信連の末裔信貞( 貞教 )が
穴水から礪波郡蓑の里に移り天台宗寶性寺を建立。
文明3年(1471)浄土真宗に改宗。
天正3年(1575)木舟城主石黒成綱に請われ城下の現鐘泉寺のある場所に移転以下同じ、
が記されている。


穴水の歴史など穴水関係の書物を広げてみるが、
このことに触れたものはなさそうだ。
穴水には河口を押さえる地にお東の法性寺がある。
こちらはお西の宝性寺…
ムムムム。