コノハズクの子

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2年前の祭りのこと。
花火があがった翌日の7月21日。
鐘楼横のタブの木の下に、
まだ耳が(毛の下にあって)見えない幼いコノハズクがいた。
丁度、手のひらの大きさ。

ズート昔。
こちらは耳も出て、しっかりしたコノハズクの子がほぼ同じ場所にいた。
あの時は1週間くらい餌を与えてから
木の枝に戻した(つもり)。


いずれも、このまま木の下においておいたら猫に襲われるのではないか…
そういう心配から家に避難させたのである。


2年前の時は、1晩預かり22日の夕刻に木の下に置いた。
これはその時の写真。
翌朝見に行ったところ…コノハズクの子はおらず回りは糞だらけだった。


親が無事にくわえて巣に戻したらしい。
どうしてこの時期、
コノハズクの子供が落ちているのだろう…


思い当たることがあった。
20日の飯田の祭りに打ち上げられる花火の音、震動に驚いて、
巣から落ちてくるのだ。


今年は…?
雨で花火の音もそうひどくはない。
21日の朝、見に行ったらいなかった。
今年は落ちないで済んだようだ。


人が世話をするとこの手の動物は、においか何かの関係で、コノハズク世界に戻れないらしい…。
糞が子供の体中にかけられたらしい様子を見て
調べたところ…そのような世界が見えてきた。
親は人の匂いを消そうと必死だったのだろう。


今鳴いているのは、あの時のコノハズクなのだろうか、
それとも次世代なのだろうか…