文龍の絵馬

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文龍画・絵馬[能登町

能登町の海岸の集落に用事があり、車を止めた。
時々寄る町で、お堂があることも覚えているのだが、細かい場所は忘れていた。
この日は用事までに時間があったので、歩いているうちに記憶が蘇ってきた。
『能都町史』調査で訪ねたときに、お堂に「文龍」の絵馬があったはずだ。
「文龍」は、珠洲市指定「正院焼」の絵(遊鯉)を描いている。
あの時、桜井甚一さんと山田芳和さんが調査をなさっていた(北春千代さんもご一緒だったかも知れない)。
一流の方々はどのようにして調査をなさるのか、興味津々でついていった。
その時、「文龍」のサインと同じものがある絵馬を見たのだった。
27,8年前のことである。
果たしてあの絵馬はあるのだろうか?

お堂を覗いてみたら、赤い字が特色の「文龍」のサインがある絵馬があった。
絵柄は全く覚えていなかった。
この仙人の目線の先に、神仙の桃が描かれている。


「文龍」研究は進んでいるのだろうか…。