2006-03-18 野口武徳氏 能登を知る 私は、かつて『日本民俗学』166号(昭和61年7月30日発行)に、松崎憲三氏(現在、成城大学教授)著「巡りのフォークロア」の書評を書いた。今、その号を開いてみると、その号に野口武徳氏追悼の文が載っている。野口氏とは、一度、夜、珠洲市の喫茶店でお会いしたことがある。野口氏も( も、でいいのかな )成城大の先生で、成城を出て、売り出し中の大月隆寛氏と共に珠洲をお訪ねになったのだった。寒い日だった。野口氏は、あいにく風邪をひかれて高熱だったのに、厚着で、大月氏と共に私の家近くの喫茶店にお越しになった。興味深い話をなさった。相づちを打つ大月氏…、いい師弟関係だなァと思っていたことを覚えている。