「フーッスティとつぶやいてみる春勧化」ーお座最終日

今年の1、2月は落ち着いていた。
そこで、PCにTVを見ることが出来る機能がついていることを思い出した。
それなら音楽の音もいいのではないか?


小さなカセットデッキは持っている。
ところが、CDを入れたり出したりしながら音楽を聴くのが面倒くさい。
試しにPCにスピーカーを接続し、CDを聞いてみると、抜群にいい音。


容量が大きいだけあって、CDをどれだけ取り込んでも大丈夫。
これは便利だ。
キー一つで、バックミュージックを聴きながら(前から音がするのだけれど)、
仕事もはかどる。


ということで、手持ちのCDを次々と取り込んでいった。
先に取り込んだCDを聞きながら、次のCDを取り込む。
そうしてやりながら「Oldies Best」の何枚かを入れた。
タイトルが書いてある。
Oh- 「悲しき足音」だ。
歌うはSteve Lawrence。
ホスティー、ルルル ルンルン…ホスティー…と口ずさみながら、
次の曲に移って、タイトルをじっくり見ると、
Footstepsとなっているではないか。
ティーブロウレンスは、フット・ステップと歌っていたのだ。


フットステップがホスティーと聞こえていた青春時代。

英語に強くなれなかったわけだ、と、ほろ苦さをかんじつつも、
今頃になって正しい曲名を知ったことに、ちょいと感動もしている。


「フーッステー、と、つぶやいてみるお逮夜日」。
季語を入れるなら「…春勧化」。

今日は親鸞聖人のお逮夜日。
勧化のお座も今日が最終日。

明日、お日中のお参りで、今年の春勧化も終わる。


時代を超えて連綿と続けられてきた仏事を、今年も勤めさせていただくことができたという充足感(ドックの結果でいろいろあったこともあり)、
それに、この一週間は、日々、日が延びていくことを実感し、
確かな春の足音(Footsteps)が感じられる時でもあった。


フーッステー